その製造工程はないやろ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 1

地元の秋祭りに子供をつれて行ってきました。屋台が出ており、多くの人で賑わっていました。

子供に綿菓子を食べたいとせがまれて、綿菓子屋さんに並びました。最近の綿菓子はすべて、ピカチュウ等のキャラクターの袋に入れられています。風船のように膨らんだ袋の中に、綿菓子が入っているのです。一個500円します。うわ~、高い!でも買ってあげよう。

何人かが前に並んでいました。店頭ではちょうど品切れ状態で、おじさんが汗水たらしながら、急ピッチで綿菓子を作っていました。もう一人のおじさんが、綿菓子を袋の中にいれて、輪ゴムでしばる役割でした。

ぼぉーと、作っている姿を見ていました。綿菓子の袋はいつもパンパンに膨れ上がっています。どんな装置で空気を入れるのだろうか?たぶん風船と同じ機材を使っているんだろう、とか考えていました。

すると、おっちゃんは、、、

自分の息で、袋にフーーーー!!!
「はい、いっちょ上がり。500円ね。」

ウソやー!おっちゃんの吐息入りか(>_<)
僕も嫁も開いた口がふさがりませんでした。こ、これが屋台の現実か・・・。

しかもおっちゃんは、合間に煙草を吸っていました。こんなシーンみたら、綿菓子食べられません。なんで誰も文句いわへんねん!

とかしてるうちに、うちの家族の番になりました。そのおっちゃんが、袋に息を吹き込もうとした直前に、嫁が、

「すぐ食べるから、空気入れなくていいです!!」と叫びました。

おっちゃんは「本当にいいの?」と不思議がっていました。(オイオイ、分かれよ!)

間一髪で、うちの子は、おっちゃんの吐息入り綿菓子を食べずに済みました。

他の屋台の全てがそんな作り方をしている訳ではないかもしれません。でも見たが最後、もうこの先買う気にはなれません。もしかしたら、世の中に出回っている食品も、ロクな作り方をしていない場合があるのかもしれません。現実、そんなニュースをよく見かけますよね。

しかも作っている本人は、無知から何の悪気もないことがあります。

あなたの加工品は大丈夫?

最近、加工品製造に乗り出す生産者さんが多くいます。6次産業化や農商工連携といった取り組みです。あなたの加工場は、本当に大丈夫ですか?

よくあるのは、農家が猫を飼っているケース。加工場の周りをウロウロしています。また作業服に付いた猫の毛が、加工場まで持ち込まれることもあります。先日伺った農家さんも、猫だらけでした・・・。衛生上問題ありですよね。

そんな異物混入を防ぐだけでなく、やはり加工のプロなら知っておくべき、衛生管理があります。それらを一度チェックしてみましょう。あなたは全く問題ないと思っていても、視察に来たバイヤーから見たら、完全にアウトである場合があります。

委託加工の場合も同じです。その加工業者は、本当にまともに製造していますか?あなたはチェックしたことありますか?

商品を販売するあなたです。委託業者の実態をしっかりチェックする義務があります。

チェックシートを活用しよう

加工設備や工程を確認するには、チェックシートを活用しましょう。思い込みや抜けもれを防げます。以下に6次化事業者が使えるチェックシートへのリンクを貼っておきます。

FCP共通工場監査項目 指摘事例集
http://food-communication-project.jp/pdf/h24_result_01.pdf

一度あなたの加工品を作っている工場を、視察に来たバイヤーになりきって、確認してみましょう。意外な抜けもれを発見するかもしれません。問題を知ることが、改善への第一歩です。

あなたは素晴らしい商品を作っている訳ですから、衛生上の問題で、チャンスを逃すなんてことないように!

-田中良介

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年には新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞。
2016年より中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナーとしても活動中。

無料動画セミナーを開催します。


こんど展示商談会に出て販路開拓をしてみたい。でもやり方が分からない。過去に出た展示会では惨敗だった・・・。もしそうなら、

無料動画セミナー『展示商談会をきっかけに、あなたの農産物/加工品が売れる7つのポイント』 を受講してください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加