先日、長野県屋代南高校で2時間講義をしてきました。
フードデザイン科の高校生20人と先生たちを前にして、
話をしてきました。
起業して初仕事です。だから気合がはいっていました。
農業者や食に関わる人の前でセミナーをすることはあるのですが、
高校での授業は初めてです。
テーマは商品開発と販売戦略。
フードデザイン科では、自分たちで商品を作って、
販売までするカリキュラムだそうです。
そのアドバイスを兼ねて話してほしいとのことでした。
学生たちはどんな反応を示すのだろうか?
何を話せば良いのだろうか?
どのレベルまでかみ砕いては話せばよいのだろうか?
とても迷いました。
授業が始まって正直学生たちの反応に驚きました。
純粋な瞳で、ものすごぐ真剣に聞いてくれるのです。
こちらが話す内容を、あたかも全て吸収してしまうような勢です。
これは責任重大かも??プレッシャー、、
授業では、ドライフルーツを試食してもらったり、
それを使ったケーキを食べてもらったりしました。
やはり、食べるとなるとみんな楽しそうです。
食べながら、講義をすすめました。
商品開発のめんどくさいところが、参入障壁になること。
売っていくためにはお客さんの意見をとことん深堀して聞くこと。
など、基本的なマーケティング戦略につていお話ししました。
教えることは、自らが学ぶことです。
教える人間が一番学ぶことができると思います。
先生業って、奥が深いな~と実感しました。
授業のあと、先生に言われました。
「教師が、こうだよああだよ、こうしろああしろ、といっても、高校生の心には届かないことが多いです。でも実務家の方に実体験を踏まえて話してもらえると、生徒の心に響くんです」
高校でも大学でも、これからは実務家による授業が大切になっていくと思います。
実務に関わって、失敗も経験している人の話は、とてもリアルです。
僕の話しもリアルさ満載だったと思います。
実務家の皆さま、ぜひ高校や大学で講義をしてみましょう。
予想以上に、自分が得るものが多いし、学生たちにも良い刺激を与えられるはず。
これって、世の中にとって、とてもwin-winなのです。
この記事を書いた人

- 世界の最新トレンドとマーケティングに精通しており、食品企業の商品開発やマーケティング活動を支援している。自身もかつては食品企業で、苦労しながら商品開発と販売をしていた経験あり。 日本と世界をつなぐ架け橋となり、食品企業のレベル向上に貢献することがミッション。 海外での講演活動にも精力的に取り組む。
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