いやがおうでも人気者

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先日、東京出張のとき、新橋から銀座に抜ける銀座通りを歩きました。
銀座Nagano(長野県農産物のアンテナショップ)に行くためです。

銀座の飲食店さんとの付き合いも多いので、この通りを歩くことがよくあります。この日は歩行者天国になっていて、より人通りの多い日でした。

そしてその80%ほどが外国人観光客。銀座通りの外国人割合は、日に日に増えているように思います。

歩いていると、人だかりができていることに気が付きました。どうやら、着物をきた日本人女性と外国人が写真を撮っているのです。そして、写真待ちの行列までできています。

最初は、銀座商店街のイベントかなあと思いました。

しかし、どうやらその着物女性は一般のかたでした。茶道だか、華道だかをやってる人なのでしょう。普通に、銀座通りを歩いて、目的地へ急いている風でした。

その女性、10m進むごとに、外国人に声をかけられて、一緒に写真を撮りましょうと言われているのです。少々困惑していることが見て取れました。

これだけ外国人の多い通りを、着物をきて歩けば、そりゃあ人気者になりますよね。当然と言えば当然です。この女性も先を急ぐのなら、銀座通りを歩いてはいけません(笑)

これが、観光客のいない裏通りであれば、声を掛けられることもないでしょう。あくまで、新橋から銀座の、あの限定された通りだけの現象です。外国の人たちは、日本らしいものの写真を撮りたくて撮りたくて仕方がないのです。

そして、あの場で撮られた写真は、フェイスブックなどSNSで、今頃は世界中へ拡散していることでしょう。さぞかしあの女性も有名人のはずです。

特定の限られたカテゴリーの人たちに、彼らが本当に欲しているものを提供するこにより、商品がひとりでに売れていくことがあります。人気者になろうと思っていなくても、周りから引っ張りだこになります。

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誰に売るのかを考えるのは今!

あなたの売っている農産物や6次化商品の場合だと、”どこで”、”誰に”売れば、ひとりでに売れるでしょうか?

そろそろ農作業が忙しくなってくる季節です。もう農繁期突入の作物もあると思います。収穫して売る段階になるまえに、あなたの商品を誰に対して売るのか考えてみてください。

信州であれば、6月くらいから高原野菜の収穫が始まります。フルーツであれば、杏がもうすぐ出てきます。そこからブルーベリー、もも、なし、ブドウと続きます。収穫期は収穫期で忙しいので、誰に売るかを考えるのは今です!

とりあえずの仮説でOK

実際は売ってみないと分からないことも多いです。だから今の段階では仮説となります。でもこの仮説があるのとないのでは、結果は大きく異なってきます。

仮説がないと、「漠然と売れた」もしくは「なぜか売れなかった・・・」ということになりかねません。すなわち、改善ができないのです。仮説があれば、”それが”正しかったのか、間違っていたのかを具体的に考えることができます。改善ができます。

特定のターゲット顧客は、あなたの商品に強烈に反応します。それを実感したければ、あなたも着物をきて、銀座通りを歩いてみましょう。嫌でも人気者になりますから。

銀座通りを歩けば人気者になること間違いなしなのに、裏道を通っていては、貴重なチャンスを逃します。

あなたにとっての銀座通りはどこですか?

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。Web制作やコンテンツ制作の評価も高い。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年 新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞
2016年 中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナー認定
2017年より日本食糧新聞社 特派員としても活動中
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