大前研一さんから電話がきた件

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

前職の農業法人で働いていた時のことです。

僕は6次化商品である干しブドウを売り歩いていました。しかし数年前は全く売れていませんでした。飲食店へ紹介したときも、展示会で試食をふるまったときも食べた人は皆さん「おいしいですね」と言ってくれます。

でも購入するとなると話が別。「おいしいけど、この値段じゃね~」ということになります。

要するに、なんのブランド力もない商品を、得体のしれない営業マンから買うのって勇気いりますよね。しかもこの価格帯(通常の干しブドウの3倍くらい)です。よく飛び込み営業もしましたが、「こいつあやしいぞ」と見られて、成約に至ることはほとんどありませんでした。

売れない時期がずーっと続いた後、考えたのが、ブランド力のある人の力を借りることでした。

当時僕は、経営コンサルタントの大前研一さんの本をよく読んでいました。大前さんに食べてもらい、推薦文をもらおうと考えました。

大前さんの事務局みたいなところへ連絡して「干しブドウを食べて、推薦文を書いてほしい」と依頼しました。

しかし事務局の方からこう言われました。
「最近、大前さんは本の帯(本の推薦コメント)も書かなくなったし、期待できないよ。それでもよかったらサンプル送って。」

ダメ元でサンプルを送りました。
すると次の日・・・電話がかかってきました。

「大前ですが、田中さんはいますか?」
田中:「はい、私ですが。どちらの大前さんですか?」
「大前研一です。」
田中:(うぎゃー!本物の大前さんやー!)

大前さんは、干しブドウがとてもおいしかったと言ってくれました。そして、なななんと、快く干しブドウの推薦文を書いてくださいました。

大前さん

スポンサーリンク

”恐る恐る食べたが超うまかった!衝撃的だ!”

それからというもの、この推薦文を持って僕は営業に回りました。飛び込みをしても、マルシェで売っても、展示会でも、お客さんの反応が激変しました。

「この営業マンもこの農業法人もよく分からないが、大前研一さんがおいしいと言ってくれているのだから、間違いなさそう。」(お客さんの心の中を読み解くと、こんな感じだと思います。)

とくに展示商談会ではそれがとても威力を発揮しました。僕の営業は、この推薦文をバイヤーにチラチラ見せるだけでした。

小規模農業者であるあなたの屋号や会社名、そして商品ブランドは、まだ世の中に浸透していないと思います。商品がいくら良くても、営業をすると門前払いになることがあります。厳しいようですが、これが僕が経験した現実です。

そのときに大きな力になるのが推薦文です。あなたの商品を食べた人からの推薦文です。その人が有名人であればあるほど効果を発揮します。世間の人は、有名人に魅了されているからです。

そして推薦文は、あなたのどんなに素晴らしい営業トークよりも、はるかに力があります。あなたがどれだけ自社商品の良さを説いても、それは自画自賛に聞こえてしまいますが、第3者の声には、客観的な説得力があるからです。

では実際どうやって推薦文を集めればよいのでしょうか?
その詳細手法は次回以降にお伝えします。

-田中良介

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。Web制作やコンテンツ制作の評価も高い。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年 新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞
2016年 中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナー認定
2017年より日本食糧新聞社記者(特派員)としても活動中

アグリマーケティング 無料動画セミナー

「展示商談会をきっかけに、あなたの農産物/加工品が売れる7つのポイント」
※今すぐ実証済みのノウハウを手に入れてください。

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク