食べると必ず買ってしまうドライいちご

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これはイチゴか?チョコレートか?

先日、信州プレミアムショップに行ってきました。善光寺前にある信州の食を取り扱ったオシャレなショップです。長野県観光協会公式のお店で、主に加工品とワインを販売しています。前職のときより大変お世話になっております。

今度立ち上がる、とあるプロジェクトの相談に乗ってもらうため、訪問してきました。商品のこと、売れ筋のこと、陳列方法、ワインにあう食材など、社長様にいろいろ教えてもらいました。僕自身は今まで生産者として活動していたため、バイヤーとしての視点についても学ぶことができました。

そのなかで、ある商品に目が行きました。今までにない切り口の商品です。6次産業化のヒントとしてあなたにもシェアしたいと思います。特にイチゴ農家さん必見です。

それは「ホワイトストロベリー」という商品。フリーズドライの丸ごとイチゴです。色はとても鮮やか。ここまでは他でも見る商品ですよね。でもこれを口にいれた瞬間に、驚きの味が広がります。

ホワイトチョコレートの味がするのです。どこにもホワイトチョコはかかっていません。なぜ?

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浸透させるという技術

どうやっているかというと、フリーズドライのイチゴの果肉に、ホワイトチョコレートを浸透させているとのことでした。かなり特殊な技術を使っているそうです。イチゴ以外にもバナナでも作れます。しかし、葡萄ではできません。果実の水分量が多すぎるとダメだそうです。一番ベストはイチゴで、果肉、水分量がこの技術にもってこいだそうです。

お客さんに反応は?

見た目は普通のフリーズドライです。だから陳列しただけでは、そんなに売れません。しかし、これを一度試食すると、ほぼ皆さん買ってしまうとのこと。うんうん、これは買うでしょうね。すごい技術があるもんです。

6次産業化のフレームワーク

6次化に今から取り組む事業者さんには、取っ掛かりの加工アイデアとして、僕は次のことを伝えるようにしています。原料をシンプルに以下の方法で加工できないか?という考え方です。

1.搾る
2.煮る
3.乾燥する
4.酢酸発酵する
5.酵母発酵する
6.砕く

いきなり多くの原料をブレンドするより、まずは素材の味を生かすことに主眼をおいています(「少ないことは豊かなこと」参照)。その理由は、最近のお客さんは素材の味が生きたシンプルな加工品を求める傾向にあるからです。

これは日本だけでなく、世界的な傾向でもあります。クリーンラベルという考え方でです。(クリーンラベルについてはこちらを参照

また素材の味を生かさないと、あなたの一次事業者(要するに栽培者)としての良さが見えにくくなることも挙げられます。

上記6項目に、「7.浸透させる(もしくは浸み込ませる)」という切り口も追加すると良いと思いました。あなたの加工品に何を浸透させるかは考える必要がありますが、アイデアを広げる切り口として使えます。

-田中良介

PS
信州プレミアムショップのHPはこちら
http://shinsyu-premium.com/

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年には新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞。
2016年より中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナーとしても活動中。

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