補助金申請と販促活動の共通点

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ターゲット

前回のブログで、補助金申請でやらかしてしまいがちな間違いについてご紹介しました。
今日はもっと具体的に、農業者がどうやって補助金申請書類を作ればよいか説明していきます。

繰り返しになりますが、補助金申請とは、事業プラン作成であることを肝に銘じてください。お金欲しさに、いい加減なプランを作文してしまってはいけません。長期間にわたって自分の首を絞めることになります。あ~恐ろしや~。

さて、小規模事業者持続化補助金を例にとってご説明します。申請書類フォーマットの項目は次のようになっています。

経営計画書

  1. 企業概要
  2. 顧客ニーズと市場の動向
  3. 自社や自社の提供する商品・サービスの強み
  4. 経営方針・目標と今後のプラン

補助事業計画書

  1. 補助事業で行う事業名
  2. 販路開拓等の取組内容
  3. 補助事業の効果

ここまでで、目まいがしてしまった方も多いでしょう。難しい漢字が並んでいますからね。そんなあなたは、いったん農作業に戻ってください(笑)

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誰に読ませる事業プランか?

一番大切なのがこれです。事業プランを作る目的はいろいろありますが、だれに読んでもらうのかをしっかり定めましょう。

投資家向けですか?
銀行向けですか?
従業員に目標を理解してもらうためですか?
自分の頭を整理するためですか?

ここでは補助金申請なので、メインの読者は採択を決める審査員ということになります。この補助金の審査員は、県外の中小企業診断士などの先生です。

農業のことや、あなたの活動している都道府県のことに詳しくない可能性があります。だから、その人たちが理解できる言葉を使って、丁寧に説明をしなければなりません。

こんな説明を省いてしまっていませんか?

たとえば企業概要の欄に、あなたの畑や加工所がある市町村の説明を書きましょう。あなたの街の特徴です。その気候や環境が農業には大きく影響するからです。

またあなたの商品、特に6次化の加工品について、その食べ方を書くべきでしょう。ジャムやジュース程度なら書かなくてもよいでしょうが、特別なこだわり加工品を作っている場合は、記載すべきです。商品名が、難解な”横文字カタカナ”であればなおさらです。

読み手は何の前提知識もないかもしれないと考えて、文章を作成します。写真付きの商品一覧も必要です。パンフレットを添付するのでもよいでしょう。

複数商品がある場合、売り上げ/利益トップ3も記載しましょう。これを書くだけで、あなたが数字に強い経営者に見えます。

読み手はあなたのことを全く知りません。だから読み手にあなたの基本情報を伝えてあげるのです。注意点として、業界用語を使わないようにしましょう。少なくとも注釈で説明を入れる配慮をしてください。

この考え方は、販促活動と似ています

勘の良いあなたは気づいたかもしれません。これって、ターゲット顧客を設定して、その人に対して営業をかけたり、メッセージを発信したりするのと同じなのです。あなたの農産物や6次化商品を販売するのと同じプロセスなのです。

しかし多くの農業者は、「補助金申請書作成」となった瞬間に、読み手のことを忘れ、難し言葉を羅列してしまいます。的のボンヤリした文章を作成してしまいます。

大切なことをもう一度言いますよー。

読み手は審査員!相手はど素人! つづく・・・

-田中良介

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年には新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞。
2016年より中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナーとしても活動中。

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