あなたの会社は何を提供しているか?(補助金申請の秘訣)

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補助金申請書類の作り方、3回シリーズの完結編です。
この面白くないトピックをすべて読んでくれたあなたは、えらい!

過去2回のおさらいです。こんな内容を説明しました。

前々回: 目的意識なく、お金のため申請すると、大変なことになる
前回:  読み手を意識する

今回は、現状分析~補助対象事業の内容までを一気に説明します。

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あなたの会社は何を提供しているか?

このブログを読んでくれている人は、農家の方が多いです。だから普通なら、野菜や果物や米といった答えになることでしょう。6次産業化に挑戦している人は、加工品ということになります。

これだけなら補助金審査の先生は「あー、普通の農家だね。却下。」ということになります。では何を書いていけばよいのでしょう?

それは、農作物や加工品の販売を通して、お客さんにどんな未来を提供したいか?ということを書きます。

それは健康的な生活でしょうか?
明るい会話が飛び交う家族団らんの食卓でしょうか?
シェフのスキルアップに貢献したいのでしょうか?
インバウンドのお客さまに、日本文化を知ってもらいたいのでしょうか?

これを考え出すと、あなたが農業を始めた理由にまで遡ることになるかもしれません。あなたは単にモノを売っている訳ではないのです。お客さんに理想の未来を販売しているのです。あなた自身が、自分の商売にそういうイメージを持つことも大切です。

あなたが本当に提供したいことが、健康的な食生活であるとしましょう。

そうなると、野菜や果物を売る以外にも、いろいろできるはずです。健康レシピや健康豆知識をお客さんに伝えてあげることもできますよね。健康メニューの食事会を開催することもできます。ヨガトレーナーとコラボして、農園で朝ヨガのイベントもできるかもしれません。

そして、それに見合ったお客さんを集めて、あなたのやりたいことをPRする必要が出てきます。今持っている強みやスキルでは足りない場合、外注することも必要かもしれません。外部パートナーとコラボもしてもよいでしょう。

もし何かを外注するのであれば、それは補助金事業につながります。

実はこれらを考えるのは、補助金を取得する目的以上に、あなた自身のためになります。事業プランを考えるとはこういう意味合いもあるのです。

ターゲット顧客を明確にする

このサービスを提供したい相手は誰でしょうか?高齢者でしょうか?若い夫婦でしょうか?

そのターゲットによってもアプローチの仕方が異なります。ターゲット顧客をできるだけ具体的に設定しましょう。

今は上手くターゲット顧客にアプローチできていないのであれば、その具体的施策を補助金事業とすることができます。

※ターゲット顧客を設定する本当の意味については、別の機会を設けてじっくりお話ししたいと思います。補助金どうこうは関係なく、重要なトピックだからです。ターゲット顧客を設定する本当の意味をしっかり理解している人は少ないと思います。

あなたの強み、差別化

希少な原料を使っている。高原で栽培している。加工品のレシピが特殊・・・
など、商品の差別化も確かに重要なのですが、それ以上に大切な要素があります。

商品自体の差別化は、他社が簡単に真似をできてしまいます。売れる商品であると噂が広がれば、競合がすぐに参入してきます。小規模農家はひとたまりもありません。

それでは競合が真似をできない要素とはなんでしょうか?

それはあなた自身です。あなたの価値観や商品にかける想いや過去の経験を、だれも真似することはできません。とくに小さな会社は、生産者自身を前面に出しましょう。あなた自身をPRしましょう。

あなた自身をPRするためには、何が必要でしょうか?一般的にはFacebookをやったりブログを書いたりということになります。直売所に定期的に立ち、お客さんとコミュニケーションをとることでもよいでしょう。最近では動画を使った、農園PRも見かけます。(僕もやってました。)

それらを考えていったときに、今のあなたに足りないものはないでしょうか?それがもしあれば、それは補助金事業のアイデアにつながります。

理想と現状のギャップを埋めるために補助金を活用

上で自社やあなた自身を分析してきました。やりたいこと/理想像と、あなたの置かれている現状に、ギャップが見えてきたと思います。現状分析は、補助金取得に関係なく、事前にやっておくべきでしょう。

そのギャップを埋める施策を、補助金の事業として申請します。
この流れで申請書を作ると、審査員が読んでも、なるほど!ということになります。

補助金を取得して事業を行った場合、あなたにどのような変化が期待できるかも書きましょう。売り上げの伸びが想定される場合は、それを明記します。

補助金申請書類の作り方を3回シリーズで書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
ぜひ次回の申請時に参考にしてみてくださいね。

-田中良介

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年には新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞。
2016年より中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナーとしても活動中。

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