あなたはホームページを持っていますか?農業法人であれば大概持っていると思います。でも農家の方は、まだ持っていない方も多いことでしょう。
これから販路を広げていきたいと考えているのであれば、ホームページを持つことをお勧めします。あなたの農園に興味をもったお客さんが、農園や商品情報を見にこれるようにしておきましょう。
でもどのように作っていけばよいのでしょうか?今日はその方法をご紹介します。何パターンかあります。既存のホームページを改善もしくは一新したいと考えている方も必見です。
その前に、農業者にとって必要なホームページとは、どのくらいのレベルかを考えてみましょう。
農園パンフレットと同じ項目があればOK
ホームページがなくても、パンフレットを持っている農園は多いと思います。通常パンフには、農園概要、園主経歴、商品紹介、農園へのアクセス、連絡先が書かれています。基本的にこれら項目がホームページへ掲載されていればOKです。あなたのパンフ内容を、インターネットを介して全国の人が見られる状態にするのです。
もちろん、インターネットを主軸においてこれから商売をするのであれば、これだけでは足りません。もっともっと充実させていく必要があります。
でも、あなたはインターネットを主軸に商売をするわけではないですよね??そこのところを取り違えると、どっかの業者に、無駄に立派で高価なホームページをまんまと作らされてしまいます・・・
では制作のパターンをご紹介していきます。
制作会社へ丸投げ
ウェブサイト業者へ丸投げすれば、通常30万円くらいで制作してくれます。オプションを付けていけば、100万円するかもしれません。良い業者であれば、あなたの要望をしっかりくみ取って、金額に見合ったサイトを作ってくれます。
制作以外にも費用がかかります。月々のメンテナンス料が1~2万円かかります。これはホームページのデータがおいてある、サーバー(要するに専門の大きなパソコン)の管理料です。そこに業者の手数料が、上乗せされています。これは不明瞭な金額設定の場合が多いです。月々のメンテナンス料に何のサービスが含まれるのか、確認を取りましょう。
これからホームページを作るのであれば、Wordpress(ワードプレスと読みます)というシステムで制作することをお勧めします。検索したときに上位表示することができる機能が備わっているからです。委託業者に「Wordpressでお願いします。」と言ってみましょう。ただし価格は高めになると思います。
コストを掛けずに業者へ委託
制作に何十万円もかけられない・・・という方には別のやり方をご紹介します。
在宅ワーカーと仕事発注者のマッチング、業務の遂行、報酬の支払いまでを一括で行うサービスを提供している会社があります。
クラウドワークス (https://crowdworks.jp/)
ランサーズ (http://www.lancers.jp/)
ここに登録して仕事を依頼すれば、規模にもよりますが数万円でホームページを制作してもらえます。ただし発注先がどのような相手か分かりにくいのと、ウェブを介したコミュニケーションが中心なので、面倒くさいかもしれません。ある程度、あなたにも知識があったほうが安心です。
自分で作る
実は今の時代、簡単に自分で制作することができます。HTMLやCSSといった難しいプログラミング言語を理解する必要もありません。ワードやエクセルを扱うようにホームページが作れます。
代表的なサイトをご紹介します。
Wix (http://ja.wix.com/)
Jimdo (http://jp.jimdo.com/)
おしゃれなテンプレート(ホームページ大枠)が用意されているので、そこに写真と文章を当てはめるだけで簡単に作れてしまいます。
無料プランだと、広告が入ったり、ホームページアドレス(ドメイン)があなたの好きなものに設定できません。しかし月々1000~2000円くらい払えば、広告などが入らないサイトになります。
ただし問題もあります。誰でも簡単に作れるようになったと言えども、凝り始めるとやはり専門知識が必要になります。時間もかかります。見やすいサイト、売り上げにつながるサイトというのは、ある程度のルールと専門知識が必要です。
でも徹底的に安く済ませたいのであれば、これらサイトを活用してみるのも良いでしょう。
ある程度自分で理解したうえで制作会社へ委託
業者に丸投げをしてしまうと、その業者によってはいい加減なホームページを作る場合があります。どうせ農業者に知識がないからバレないだろうということです。見た目がきれいでも、内部構造が欠陥だらけだと、検索したときに上位表示されなくなってしまいます。
だからある程度あなたにもホームページ知識があり、チェックができるのが理想的です。しかしそれが無理な場合は、HTML等の知識がある第3者にチェックを依頼しましょう。要するにセカンドオピニオンです。業者の作ってきたものが真っ当なものか確認するのです。僕としてはこのやり方がおススメです。
◆◇
いかがだったでしょうか?自分の置かれている現状や知識レベルに合わせて、どれがいいか考えてみましょう。
目をつぶって業者へ丸投げし、金額も内容も相手の言いなりになることのないように・・・
-田中良介
この記事を書いた人

- 世界の最新トレンドとマーケティングに精通しており、食品企業の商品開発やマーケティング活動を支援している。自身もかつては食品企業で、苦労しながら商品開発と販売をしていた経験あり。 日本と世界をつなぐ架け橋となり、食品企業のレベル向上に貢献することがミッション。 海外での講演活動にも精力的に取り組む。
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