おばちゃんパワーがさく裂した地元産大豆の料理教室を無事に終えました。
関係者で反省会をしましたが、最後に予期せぬ展開となりました。
会場は、以前ブログに書いた太郎ぽーくをメニューにしている「のあ」という店です。
参加者は、
講師の北さん(北沢さん)
大豆生産者5人
農協職員1人
市役所職員3人
味噌醸造会社社員1人。
本日の反省を行い、総じて参加者皆さんが積極的に関わり好評だったこと、今後継続して実施することを確認しました。
私から、北さんの凄さの一端を紹介しました。
彼の店「職人館」には、一流の料理人がこっそり訪れます。
早朝、彼と一緒に裏山に入り、自然の食材を摘み料理する醍醐味を味わうためです。市場では、自然の風土が味付けした食材を手に入れることは滅多にできません。
「自然の味付けとは何かを体感したい」との思いがつのり、職人館にやってくるといいます。
私は、一流の料理人を常連客に持つ北さんの料理を食べに行く提案をし、全員が賛成。最後の締めを彼に託しました。そこで出た言葉が思わぬ展開をもたらします。
「この店で、大豆ナカセンナリとその醸造味噌を使った料理をメニューに加えて、生産者や味噌屋さんが『俺たちの店だ!』と自慢したらどうだ」。「今度、開店前に厨房を借りて何品か試作しようか、おかみさんどうだね」
この店を、生産者たちの店にしようという提案、おかみさんは一瞬あっけにとられたけれど、快くOK。
生産者たちは驚きつつも、作った大豆を自慢できる幸せをイメージできたのか、ホクホク顔です。塩田産大豆の特徴を書いたチラシも作ろうと盛り上がりました。
翌日、北さんから電話があり、普段このブログに書いていることと同じ話をされました。イベントをやって終わりは、ダメ。次々につながることを具体的に提案し実行することが重要。
長谷川さんと一緒だといろいろなことにチャレンジできて楽しい、と過分なお言葉をいただきました。
北さんの基本的なスタンスを繰り返します。
人は「健康で生きるために食べる」。食べるための原点は土。その土が育ててくれた食材は、そのままで美味しい。料理人は、その地の風土が味付けしてくれた食材を邪魔しないことだ。
北さんのおかげで、そんな食材の料理を上田駅前で食べられそうです。
ありがとうございます。
また楽しいことを仕掛けますね、一緒にやりましょう!
この記事を書いた人

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長谷川戦略マーケティング研究所所長
1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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