うちは営業なんてやってません

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「うちの農園では営業を一切やっていません。そんな時間があったら、より品質レベルの高いモノ作りに力を入れたいからです。」

「結果として、うちの商品を食べたお客さんは、必ずリピートします。」

「そして必然的に、口コミが噂が広がり、新規のお客さんが途切れることはありません。生産がまったく追い付かず、最近では注文をお断りせざるを得ないケースもあります。」

って、話を聞いたことありませんか?
その話を聞いた時、あなたはどのように思いましたか?

おー、そうか!なるほど。
さすが、xxさん。やっぱりそれが基本だよね。
うちの農園もそれを見習うぞ!
営業など不要だ。

って、僕も思ったことがあります。
だって、営業しなくてもお客さんが来るなんて、なんともカッコいいじゃないですか。しかし、営業に力を入れなくなった瞬間に、あなたの農園は傾き始めます・・・

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ぜったいに信じてはいけない話

「営業不要」論。
そんな話を信じてはいけません。

そのように発している農家が、裏でどんなことをやっているかしっかり観察してみましょう。

●営業やってません。
→でもFacebookやブログでファンを醸成しています。

●営業やってません。
→でもイベントに呼ばれたときは全国に出向いて出店しています。これはファンづくりの一環です。

●営業やってません。
→取引先とのコミュニケーションは頻繁に取っています。大切なお客さんですから。

この人は本当に営業をやっていないのでしょうか?
ちょっと観察してみれば分かることですが、しっかりやっています。「ファンづくり」や「コミュニケーション」という言葉に置き換えているだけなのです。単なる言葉のアヤです。

「営業」という言葉を、好まない人が世の中にはたくさんいます。媚びへつらって売り込んでいるような下品なイメージを抱いているのです。だからこの言葉を使わないのかもしれません。

いいですか?
彼らは、しっかり営業やマーケティングをやっています。

そして、「うちは営業をやっていないが、口コミで勝手に売れていく。」
というトークをあらゆるところで使っています。そして、これこそが営業トークなのです。

あなたは、その営業トークにまんまと引っかかったわけです。僕も純粋だったころ(?)、それを信じてしまっていた時期がありました。

誰が何と言おうが、あなた自身は裏でモクモクと営業やマーケティングをやってください。

そして、あなたも表向きで「いや~、うちは営業を一切やっておりません。」と言うのは構いません。お客さんに対しては、ぜひそのような営業トークを使ってみましょう。お客さんも、そんなことを言える農家は、商品によほど自信があるに違いないと感じるはずです。

でも、もしあなたがそれなりに成功している農家で、新規就農者が相談にきたときは、本当のことを教えてあげてください。あなたの表と裏の活動を。

彼らは昔のあなたのように純粋なので、あなたの言葉を真に受けてしまいます。だからこっそりと真実を伝えてあげてください。農業の発展のために、ね!

-田中良介

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年には新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞。
2016年より中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナーとしても活動中。

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