際立った個性のない商品が売れる時代

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先月、東京ビッグサイトで開催されたワイン&グルメ展へ行ってきました。世界のワインを見て(飲んで)、ワインセミナーを受講して、丸一日学んできました。

とびきりいい情報を得られました☺
今日はその一部をご紹介します。

あくまでもワインの展示会ですが、農作物や加工品にも通じるところが十分にありました。あなたが6次産業化に取り組んでいるのであれば、あなたの商品に置き換えて読んでみてください。

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ワインの品質や味を決める5大要素

重要な要素は5つあります。

1.品種
2.環境
3.栽培
4.醸造
5.熟成

たとえば、世界的に栽培されているワイン葡萄品種であるシャルドネ。同じ品種でも、その他の要素が異なれば、全く違うテイストとなります。その土地の環境、醸造技術、また熟成期間なども大きく影響します。これが、ワインはその土地に根差していると言われる由縁です。

いいですか?
品種はあくまで一要素でしかないのです。

農業や6次産業化でも同じです。もしあなたが差別化に苦労しているのであれば、それは一要素だけを見ているからかもしれません。

土地/気候環境だって差別化要因になります。あなた独自の栽培方法や加工技術があれば、それも大きな違いにつながります。またあなたの商品は、長期熟成することによって、特徴が出てくるのかもしれません。PRできることがたくさんあることに気が付くと思います。

あなたが小規模農家である限り、5大要素を考えると、作っている商品が他社商品と全く同じであるなんてありえません。(大手企業の大量生産品であれば、ちょっと話は違ってきますが。)

では次のヒントを行きましょう。

ワインの世界的トレンド

一昔前までは、樽熟成をした香りや味わいにパンチの効いたワインが流行っていました。そのトレンドが今大きく変わってきています。今のトレンドは

1.エレガント(上品)
2.ひかえめ
3.旨みあり(和食に合う)

世界的に和食がブームであることも影響しています。寿司にあうワインは何だろう?って考えたときに、あまりにも個性の強いワインだとお寿司の旨みを消してしまいます。和食を引き立てるワインは、やはり繊細で控えめなものなのです。

またワインにも出汁(だし)と同じうまみ成分があります。アミノ酸の成分です。日本人は、舌の中~奥でこの旨みを感じる力があります。生まれてからずっと味噌汁を食べてますから、味が分かるんです。

この旨みという言葉が、今は英語にもなっています。辞書で調べてください。「Umami」です。これがワインの世界でも、重要なキーワードになっているのです。

では6次産業化に話を移しましょう。あなたが作っている加工品は、単体で食べておいしいものですか?もしくは、他の食事と合わせてより美味しくなるものですか?

おそらく食べ方という点で、あなたは何らかのレシピや付け合わせを提案していると思います。

ワイン界では「マリアージュ」という言葉で表現されます。要するに食との組み合わせであり相性のことです。(余談:フランス語で「結婚」と言う意味です!)

ワインの世界的な傾向は、和食とのマリアージュです。これは、6次産業化に取り組んでいるあなたも、決して無視できないトレンドです。日本国内でも和食が再評価されています。インバウンドの旅行客にPRする機会もあります。これから輸出に挑戦しようと考えている農家もいます。

そんなときに、エレガント(上品)で控えめな商品が受け入れられる可能性があるのです。

あなたの商品は際立った特徴や個性がないって?
いえいえ、それこそが差別化要因であり、世界的トレンドなのです。

-田中良介

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。Web制作やコンテンツ制作の評価も高い。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年 新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞
2016年 中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナー認定
2017年より日本食糧新聞社記者(特派員)としても活動中

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