世界の食トレンド2017

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今年の10月に「アヌーガ」という世界最大の食品見本市が、ドイツで開催されます。

開催に向けての記者会見が、先日東京で行われました。僕も、見習い記者として、参加させていただきました。そこで聞いてきた食の最新トレンドをあなたにもシェアしたいと思います。

7つあります。

  1. 持続可能な製品(Sustainable products)
  2. 簡単に食べられる食品(Convenience foods)
  3. デジタル化(Digitalisation)
  4. クリーンラベル(Clean label)
  5. 減量(Reduction)
  6. もっと緑を(More green)
  7. 外食化(More Out of home)

これらトレンドを語ってくれたのはドイツの方です。主にヨーロッパの傾向ですが、ほとんどは日本にも当てはまります。では、僕なりの解釈を含めて、説明していきますね。

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1.持続可能な製品

あなたもサステイナブルとか、持続可能な社会という言葉を聞いたことがあると思います。これは企業の重要な責任になりつつあります。

土地に根差した農家は、このような意識を強く持っている方も多いはずです。長期にわたって農業を続けるためには、環境を守っていかなければなりません。

またオーガニックやフェアトレードの概念もここに含まれます。フェアトレードとは、発展途上国で作られた作物や製品を、適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みです。

日本の消費者が、本当に「サステイナブル」を意識しているかは分かりません。まだまだ偽善的にそのような態度を取っている人/企業も多いように思います。

しかし生産者であるあなたは、農業を通して地域の「サステイナブル」に貢献していかなければなりません。そしてあなた活動を消費者に伝えなければなりません。なぜなら、お客さんは価格面より「サステイナブルな製品」を選ぶようになってきているからです。

2.簡単に食べられる食品

インスタント食品やお惣菜など、料理をしなくてもすぐに食べられる食品です。現代人は忙しく、男女ともに家にいる時間が少ないのが特徴です。(あ~、僕も反省・・・)

家でじっくり料理をしている時間がありません。だから中食産業が栄えるわけです。料理をする機会が減り、そのスキルも低下します。そして、もっともっと手軽な食品を求めるようになっていきます。別名、手抜きです。(手抜きと思われたくない!という欲求も同時に存在します。)

3.デジタル化

食の分野でも、大きなトレンドとなってきています。この波をあなたも実感しているはず。どこで食事するか、今日の献立をどうするか、何を買うか・・・これらすべてが、スマホで情報を得られます。またソーシャルメディアから気になる情報が流れてくることもありますよね。

消費者は、実店舗、チラシ、インターネット、スマホ、アプリ、様々なところから情報を得て、買い物をするようになっています。そして、この流れは加速しています。

消費者はあらゆる情報を手に入れたがります。しかしあなたが情報を発信していないと、消費者はあなたの商品を知ることができません。農業分野も、今後決して無視をできないトレンドです。

4.クリーンラベル

これは消費者の知りたいという欲求を満たす概念です。お客さんから見て分かりやすい商品が求められます。説明のできない原材料や添加物を使わない、また必要以上の加工処理をしないことも大切です。

誰がどのように作ったかを明確に提示できない商品は、いずれ淘汰されていくことでしょう。6次産業化に取り組む場合、必須の考え方です。

クリーンラベル詳細については、以前書いた記事をご参照ください。(僕の記事で、もっともアクセス数の多い記事の一つです。)

5.減量

足し算ではなく、引き算の考え方です。

砂糖を減らす、脂肪分を減らす、必要以上の味付けをしない・・・。上のクリーンラベルとも似ていますが、シンプルな食が求められます。特にヨーロッパ、アメリカ、日本のような成熟市場において、この傾向が顕著です。消費者は、シンプルな中にある、贅沢さを見出そうとします。

参考記事「少ないことは豊かなこと

6.もっと緑を

ドイツの方は「More green」と言っていました。上記訳はちょっとぎこちないかもしれません。

栄養価が高く、力のある食品が求められているということです。大量に食べるのではなく、少量を食べることにより、際立った栄養素が取れる食材です。

世界の特定民族だけが食べていたような食材が、どんどん発掘されています。これらは都会の人にとって魅惑的で、スーパーフードとしてもてはやされます。

参考記事「世界的な食材の傾向 スーパーフード編

7.外食化

特に都会の人は、外食の機会が増えているように思います。終電で帰ってきては、家で食べられませんしね。料理をするのも、週末だけ。

平日は、職場の食堂で食べて帰る人も多いのではないでしょうか。僕も大手自動車部品メーカーに勤めていたときは、そんな生活でした。

◆◇

いかがでしたか?僕なりにまとめると、

「今の消費者は、手抜きで、楽をして、でも栄養をしっかりとりたい。そして社会や地域の発展に貢献したいし、しているように見られたい。そんな欲求を満たせるなら、お金を払っても良いと考えている。」

これをあなたのビジネスにどう使うか考えてみてください。今後、それぞれのトレンドについて、掘り下げる機会も作りたいと思います。

-田中良介

追伸1:
アヌーガ世界食品メッセ2017について(以下、http://www.koelnmesse.jp/anuga/より引用)

 会期: 2017年10月7日(土)~11日(水)
 会場: ドイツ連邦共和国 ケルンメッセ会場

100ヵ国以上から約7,000社のサプライヤーと190ヵ国16万人のバイヤーが一堂に会する食品業界最大の見本市。アヌーガは業界の動向や最新のトレンドを掴み、数年先の世界の食品市場の予測を可能にする世界トップレベルの展示商談会です。日本からも買付けや視察に毎回1,000人近い方々がアヌーガに来場します。

追伸2:
僕も参加予定です!

この記事を書いた人

田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

農業者の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。Web制作やコンテンツ制作の評価も高い。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年 新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞
2016年 中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナー認定
2017年より日本食糧新聞社記者(特派員)としても活動中

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