2年が経ちました

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アヌーガ会場前

起業してちょうど2年が経ちました。なんとか、かろうじて、まだ生きているといった感じでしょうか。ひとまず、2年間無事過ごせたことに感謝です。

0から1を立ち上げることの大変さ。よく理解できました。多大なパワーが要ります。今日のブログは、いつもとちょっと趣向が変えて、この2年間で分かったことを記しておきたいと思います。

この2年間、ありとあらゆる事業に手を出してみました。動画制作、ワイン漫画制作、ホームぺージ制作、セミナー講師、コンサルティング、6次産業化プランナー、新聞社の特派員、ワインフェスタ事務局、農水系組織の事務局、ツアー企画、ライター、レストランへの卸し・・・。またフィリピンへはバイヤーとして展示会に参加し、ドイツにはプレスとして取材に行きました。

なんて統一感のない事業構成だと我ながら思いますが、あえて言うなら、食品事業者や農業者のためになることは何でも誠心誠意やってきました。まわりの起業家は、もっと自分のやるべきことを定めてスタートアップしているのに対し、いかに自分がフラフラしていたかと改めて認識しております。周りも、さぞかし心配したことでしょう。あいつは、一体何をやっているのかって。

上記以外にもいろいろなことに挑戦しましたが、実はその大半が失敗でした。ユニクロの柳井社長の著書に「1勝9敗」という本がありますが、僕は「1勝99敗」くらいです😢。失敗したり、恥をかいた時は、やっぱり凹みます。でも立ち直るスピードだけは少し速くなれたと思います。そして動き回った分、見えてきたことが沢山あることも事実です。今日も、あれとあれとあれのプロジェクトを同時進行で進めております。あれとあれは、大きなビジネスにつながるかも!?

キャッシュフロー危機も何度か迎えました。とくに海外出張のお金を振り込んだあとは、預金残高を見て、相当焦りました。お金の大切さを身に染みて実感しました。今では事業の利益が出るようになってきましたが、お金との上手い付き合い方は、まだまだ模索中です。

判断が難しかったのが、とくに始めのころ多かった案件。それは報酬がほとんどなく、僕にとっては赤字確実なプロジェクトへのお誘い。「お金はあまり払えないけど、君の将来のためにやってみないか」ってやつ。もちろん実績がないときは、タダでも色んなことをやってみるべきだと思いますが、そんな案件ばっかりやっていたら、生活が破綻するのは目に見えている訳で、引き受けるか判断に迷います。また「君のためを思って」と言って近づいてい来る人が、本当に思ってくれているかというと、単にお金を払いたくないだけ、という胡散臭いケースもあります。

そんな赤字案件も複数こなしチャンスも得てきましたが、時間と共にその類は減らしてきました。やはりボランティア的な仕事は、依頼する側も依頼される側にも、本気になりきれないわけで、長期的にはお互いのためにならないんですよね。それが最近出た答えです。でも将来への投資は必要なので、ものによっては赤字だろうがなんだろうが強引に進めています。

事業を進めるなかで、気まずくなってしまった人間関係もありました。僕としてはそんなつもりはなかったのですが、残念ながら離れていった取引先や関係者もいました。これは起業につきものなのでしょうかね。でも、こんな僕に懲りずに、ずっと付き合ってくれている人もいるのは事実で、その人たちにはかなり助けられました。そう、あなたです。

また難しかったのが、一人で仕事をしていると、いくらでもサボれてしまうこと。会社勤めであれば、上司によって管理してもらえます。でも一人だと、誰からも指図されません。自分で自分を律しないと、だらだらしてしまいます。昼寝もし放題ですし、Facebookのタイムラインを無駄に2時間見ることもできます。その結果、収入を失います。自分を律して、集中力を保つことが、こんなに難しいのかと、心底実感しました。いまでもそれとの戦いです。

それから待っていては、何も起こらないという現実。どれだけ落ち込んでいても、気分が乗らなくても、家に引きこもっていては何も起こりません。とにかく、さまざまなところへ出ていき、人に会って、場合によっては引っ掻き回して、何かを起こす。大手企業社員時代にはありえなかったゲリラ作戦です。カオスのなかから、チャンスを見いだす。海外でもどこでも、僕は新しいところに行くのが大好きなので、その点は良かったのだと思います。ちなみに食べたことないものを食べるのも大好きです。これは趣味です。

家族には相当苦労をかけました。土日も関係なく仕事してましたから。収入も不安定ですし。でも近所からはおすそ分け野菜をたくさんもらえるので、食卓は結構リッチです。田舎暮らしで助かりました。こんな暮らしですが、嫁も子供たちもとことん明るく前向きなのが嬉しいです。

まあ、いつも書いているブログ・メルマガでは、えらそうなことも言っていますが、自分の経験もかなり入っているわけで、これからもお付き合いください。それから、よく色んな人に言われたのが「無料のブログでそこまでのノウハウを書いてどうするんだ?」といった指摘。

なぜここまで書いているかというと、アグリマーケティングなどいった極小な会社は、ちょっとした市場の変化で、いつ吹き飛んでもおかしくないからです。万が一、消えてなくなるのであれば、自分のノウハウをできる限り出して、少しでも世の中に役に立ってからにしたいと思っています。だから、どんどん出しているのです。残念でしたね、あなたが期待する戦略らしいものは一切ありません(笑)。これからも惜しみなく出し続けます。こんな情報でも使える人は、ぜひ使ってくださいね。

2年間の総括終わり。また明日から、頑張ります!

– 田中良介

この記事を書いた人

田中良介
田中良介
世界の最新トレンドとマーケティングに精通しており、食品企業の商品開発やマーケティング活動を支援している。自身もかつては食品企業で、苦労しながら商品開発と販売をしていた経験あり。 日本と世界をつなぐ架け橋となり、食品企業のレベル向上に貢献することがミッション。 海外での講演活動にも精力的に取り組む。
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