植物性たんぱく質のトレンド(Plant-based Protein)

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植物プロテイン

「ハンバーガーが健康食になり始めている」

という情報をシェアしたいと思います。2018年の世界的な一大トレンドです。

答えをいうと、肉を使わないハンバーガーが登場してきているということです。肉の代わりに、豆類などでパテを作ります。僕自身、海外企業といろいろ仕事をする機会があるのですが、Plant-based protein(植物性たんぱく質)という言葉を、あらゆるところで耳にします。

肉の食べ過ぎが身体に良くないことは周知の事実。要するにバランスよく食べましょうということなのですが、特に欧米で注目されているのが、Plant-based proteinです。

このようなたんぱく源として、日本人が一番に思い浮かべるのは、「畑の肉」である大豆ですよね。欧米でも、大豆は重宝されてきましたが、大豆アレルギーの問題もあって、今はそれ以外の豆類や、穀物類、種子類に注目が集まっています。

これらを上手く組み合わせることによって、ハンバーガーパテをつくる技術が発達してきているのです。でも肉の赤身はどうするの?ということですが、大豆の根っこの赤い部分やビーツなどで、色合いを出します。

また肉の持つジューシーな旨みについては、マッシュルームを使います。マッシュルームから抽出したエキスは、チーズバーガーによく合うとか。マッシュルームブームが始まっているそうですよ。植物性の肉汁です。

以前もブログで紹介しましたが、要するに世界の人々がフレキシタリアンになってきているのです。健康には気を遣うけど、柔軟(フレキシブル)な食べ方をする人たちのこと。ベジタリアンやヴィーガンは、肉や魚を食べない人達ですが、世の中の大半の人はそんなストイックなことはできません。(僕もできません、はい。)

肉も食べたいけど、でも食べすぎは良くないよね、ってことです。フレキシタリアンのミーハーなところは、肉を控える日を設けるけど、でも味気ない食事は嫌!ってこと。肉に相当する旨みは欲しいんですよね。(ちなみにUmamiは、今や完全に英単語として使われています。)

だから今、植物性たんぱく質が注目されているのです。もちろん植物性なので、繊維質やビタミンなどが豊富。このコンセプトで作られたBeyond Burgerという商品が、すでにアメリカのハンバーガー屋さん450店舗で採用されているそうです。

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また肉を控えることは、サステイナビリティ(持続可能性)につながると考えられています。

家畜から排出されるガス(ゲップやおなら)は、地球温暖化に予想以上に影響しているからです。ハリウッドセレブ的な発想かもしれませんが、環境ののためにも、肉より植物由来食品を食べましょう、という世の中の流れになってきています。これも見逃せないトレンドです。

日本では昨今、鳥のムネ肉が流行っていますよね。ファミマはライザップと提携して、たんぱく質が豊富なサラダチキンバーを販売しています。プロテインを重要視する流れは世界の潮流と同じです。

そしてこれから先、肉以外そして大豆以外に注目がいくことは、ほぼ間違いないと僕は考えています。南米原産の雑穀であるキヌアが、徐々に日本でも買えるようになってきました。世界的には、キヌアは植物性たんぱく質の最たるものだと考えられています。

とくに農家の方は、これから植物性たんぱく質を頭の片隅に置いておくとよいでしょう。畑の肉を訴求することによって、商品が売れる時代が来るからです。

6次化商品開発のヒントです。あなたの栽培しているものに、たんぱく質が含まれているものないですか?豆類、種子類などです。また単調になりがちな植物性たんぱく質食品の、旨みの向上に使えるものはありますか?たとえばキノコ類です。

– 田中良介

この記事を書いた人

田中良介
田中良介
アグリマーケティング株式会社 代表取締役

食品企業の販路拡大や6次産業化を支援。産地に軸足を置き、現場視点でのサポートが特徴。また6次化を推進する自治体への支援にも注力している。プロモーション漫画の制作や、記事・コンテンツ制作への評価も高い。
自らも一農業者として、6次産業化を地を這いつくばりながら進めた経験あり。
2015年 新潟市主催(日本食糧新聞社運営)の6次化大賞グランプリを受賞
2016年 中央サポートセンター(全国版)の6次産業化プランナー認定
2017年 日本食糧新聞社 特派員としての活動も開始
2017年 世界最大の食の見本市「ドイツ・アヌーガ」へプレスとして参加
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