発酵が健康&美容をリードする!

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勤めている上田市は、昔からの酒蔵や味噌蔵が多く、市も「発酵のまち上田」として発信しています。
私のブログでも、「女性が輝く発酵食づくり」(2017.6.13)、「本音のストーリー」(2018.6.7)、ユニット「うえだ発酵四姉妹」結成!①②③(2018.11.27)等、何回も取り上げています。

市内にある柳町という旧北国街道沿いの通りでは、毎年5月に「柳町発酵祭り」が開催されます。 日本酒・ワイン・味噌・パン・クラフトビール・チーズ等の発酵食が販売され賑わいます。そこに、今年はある発酵弁当が加わります。そのいきさつはこんな感じ。

昨年11月に長野市で開催された全国発酵食品サミットで、上田市はユニット「うえだ発酵四姉妹」を結成し(杜氏2名、味噌醸造2名計女性4名、血はつながっていません、念のため)、トークショーを開催。

ご好評につき、今年3月、さいたま市と軽井沢のイベントに声がかかり「上田市の発酵」を広くアピール。この勢いに乗って、四姉妹は「発酵御膳を世に問う」という思い切った決断をしました。

市内の料理研究家とイラストレーターを交えてプロジェクトを結成。5月14日に試食会を 行い、地元紙にも大きく取り上げられました。 コンセプトは、“上田の発酵食で輝く健康・美容”御膳

名称は、四姉妹がフェイスブックの議論の場で自由にアイデアを出し、うえだ発酵四姉妹produce「発酵の恵み 艶御膳」に決定。「艶」という単語はなかなか四姉妹にマッチしていていいな、と全員気に入りました。

四蔵の日本酒・味噌・甘酒・麹等を取り入れた艶御膳のお品書きは11種類。地元大豆と亀齢(日本酒)で炊いた豆ごはん。塩麹蒸し鶏とローストビーフのサラダ。鶏もも肉の味噌トマト煮込み。ラディッシュの味噌一夜漬け。濃厚酒粕チーズケーキ他。どれも自信作で、試食した4姉妹は大満足。

巻紙のデザインも商品価値に大きく影響しますが、全国的に活躍する市内のイラストレーターが無償で提供、いい感じ。1個1,500円、限定30食。費用は売上で回収。「等身大の企画を6人の女性が組んで楽しく」が一致した思い。市はサポート役。

30食なら整理券を出さないと、あまり並ばれると他の店の迷惑にならないか等、フェイスブックで賑やかに議論しています。

御膳は11時から並んでもらい11時30分発売開始。チームうえだ発酵四姉妹のトークショーもありますので、26日は上田市柳町通りの発酵祭りにお出かけください。

長野県上田市の小さなイベント。この地の素敵な女性たちが、ここにしかない発酵資源を用いて美容健康をリードする物語がいよいよ始まります・・・。


この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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