テーブルにワインとチーズと漬物を!

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ついこの間、「ワインとチーズと漬け物」に関わった話をします。 その絶妙な組み合わせ(マリア―ジュ)を大いに楽しむ会を開いたのです。

漬物は、普段お茶請けかご飯のおかずという固定位置ですが、ワインやチーズと絡むとがぜん別の魅力を発揮。

チーズは動物性で漬物は植物性、まったく違うが、食べれば同じ発酵食で相性がいい(参加者全員の感想)。機会を設けたきっかけは・・・

県内の老舗漬物・佃煮製造企業(ブランド「木の花屋」で知られている)の宮城恵美子さんのフェイスブックに、長野県のアンテナショップ・銀座NAGANOで開いた「ワインと漬物とチーズの会」の様子がアップされ、たまたま見た私は俄然興味をもちました。

思わず、フェイスブックに「このメニューのワイン会、長野でやりたいですね!」と書き込むと、 1回しか会っていない恵美子さんから即座に「いつでも、どこでも、伺います。混ぜるだけ、載せるだけですから」
私は「早速、話を進めます。“発酵のまち上田”にマッチするので」

1週間後にこの会が実現。恵美子さんは、漬物製造会社を引っ張る明るいキャラ。スピーディーな対応に、声をかけた仲間もタイミングよく呼応。

馴染みの居酒屋で特別許してもらい(今回限り、自己責任)、各種漬物商品を混ぜ載せて盛り付け、出来上がり。はやっ。でもこのひと手間がいい。

そして並んだ品は・・・
「大滝かぶの甘酢漬けのグリエールチーズ巻き」
「わさび茎佃煮とアボガド和え」
「ぼたんこしょうの刻み味噌漬とクリームチーズ和え」
そして、「白瓜粕漬を載せたあんず」「玉ねぎ味噌漬」等(名前の正確性は?、ゴメンナサイ)。

ワインは、長野県の品種・竜眼のスパークリングから始め、マリコヴィンヤードのシャルドネ&ソーヴィニヨンブラン、そして坂城葡萄酒醸造のメルロー。

そこに、ルヴァンさんのパンを添えて。 “バラエティ イズ バイタリティ”、参加者は驚きと新たな食感・味覚の発見に大大興奮!

ワインは、普段、家で飲むには安価なテーブルワインでいいと思います(もちろん輸入ワインで結構)。

なにしろチーズと漬け物の相性が抜群だし、組み合わせるワインの国籍はバラエティに富んでいた方が楽しめます。自分の家でも楽しめるこの発酵食の組合せに大いに注目です。

そこで何より大切なのは、ワインとチーズのブリッジ役を務める漬物が、今回は長野県産をはじめ国産の野菜や山菜を着色料や保存料を使わず大切に仕込まれた逸品ということ。

家庭の食卓で安全・安心して食し、ゆっくりグラスを傾けられます。 改めて、あなたも「発酵食」のマリアージュを楽しんでみませんか。

そして、そこでのポイント「混ぜる」の効用については次回に。

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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