何回か書いている「艶御膳」(直近では10/28)に関して、あなたにもう一つ伝えたいことが・・・。
「艶御膳」とは、私がプロデュースした(と勝手に思っている)「うえだ発酵四姉妹」と料理研究家・王鷲美穂さんが一緒に開発した発酵弁当のこと。
実は先月、海外の会議に伴う日本でのイベントにつき、上田市が誘致に成功。急きょ、そこでの昼食に「艶御膳」を出すことが決定。
その知らせを料理担当の王鷲さんから受け、四姉妹一同良かったね、となったのですが、話はそれで終わりませんでした。
王鷲さんのママ友に通訳ボランティアの方がいて、艶御膳9メニューの日本語紹介ペーパーを英訳。四姉妹の紹介等を加えてミニパンフ化し、箸入れとして使いたいとのこと。
英語の情報発信は願ってもないことで、ボランティアで取り組んでくれるならば有難い限り。商品づくりに地域内の方を巻き込む「地域6次産業化」でもありますね。
その取り組みは着々と進んでいるとのことで、どんな英訳パンフになるか楽しみにしていました。
本年5月のイベントで、四姉妹が今後の取り組みとして、なんと「世界への発信」を掲げた(軽いノリで)ときは私も驚き、さすがにまわりもエ~ッとなりましたが・・・。
外国の方々に食べていただく今回の機会は、早くも正夢となったかに思えました。
しかし、世の中、そんなに甘くはありません。何があったか・・・
そう、台風19号が立ちはだかったのです。
上田地域は大きな災害を受け、イベントは直前に中止。
私たち「艶御膳」関係者一同ガックリ。
海外の方たちに食してもらい、上田の発酵食の感想を聞きたかっただけに残念至極。
このように、幻に終わった外国人向け「艶御膳」でしたが、最後に思わぬ展開が・・・
通訳ボランティアの方たちが、日の目を見なかった英訳パンフを届けてくれたのです。一同見るなり、その出来栄えに感激&興奮。
ボランティアでよくぞここまで入れ込んでもらえたと深く感謝。実際のパンフは和紙で作る予定だったとのこと。
それにしても、通訳ボランティアが「艶御膳」を「BEAUTY BENTO BOX」と英訳したのは、シンプル・イズ・ベストですね。
なおさら、この幻の英訳パンフを世に送り出さねば・・・。
それには、私が仕掛けるいつもの「場の設定」が必要です(と思います)。
今後の実行に向け、四姉妹+王鷲さん+通訳ボランティアの方々の意志結集を図る懇親の場をつくり、マグマのようなエネルギーを蓄えることです。
発酵弁当「艶御膳」は、上田市内の四蔵の酒・酒粕・甘酒・味噌・糀等と地元産の大豆や旬の食材をメインにしたメニュー。
コンセプトは明確で、「発酵食で健康・美を提供する」。
独自の個性・強みを持つ市内女性等とコラボし、「つながるマーケティング」で独自性を発揮したいですね。
必ずや、「ビューティ・ベントー・ボックス」が”発酵のまち上田”のシンボルとして海外に発信する時が来ると信じて・・・。
この記事を書いた人

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長谷川戦略マーケティング研究所所長
1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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