諸般の事情で、しばらくブログを更新せず失礼しました。
12月に入り、私の周りで大きな変化があったことを記します。
この度、私のブログでおなじみの「うえだ発酵四姉妹」を発展的に解消することになりました。
残念ではあります。上田市内の女性造り手4名(杜氏2名、甘酒製造責任者1名、味噌ソムリエ1名)のユニット。
昨年11月に結成し、県や他自治体のイベントにも招かれトークショーで「発酵の魅力」をアピールし、大きな注目を集めてきました。それなりに期待も大きかったのですが。
それぞれの家業の合間をぬっての対応なので、やはり限界があります。
ここにきて、四姉妹の一人から脱退の申し出を受け、皆で話し合った結果、「四人で組んで上田市の発酵の魅力をアピールすることに意味がある」ので、ここは潔く解散しようとなったのです。
生みの親の私としては寂しい限りです。トホホ・・・(泣)。そんな、意気消沈していたところに、思わぬ話が・・・。
前から地元の女子大生10人ほどから四姉妹に「発酵の基礎を教えてほしい」との話があり、検討し進める手はずになりました。そんな時に四姉妹が解散!となったのです。
しかし、間髪入れず関係者から次の提案がありました。
今後、「信州上田・発酵の学校」の実現に向け考えてみたらどうか。
ならば渡りに船と、教える予定の女性4人は、急きょ女子大生10人に講義するスタートの12月3日に、「信州上田・発酵の女学校」として開校式を兼ねて行おうと即決しました。はやっ!
余りのスピードに、周り(特に男性たち)はおろおろ。
そして、当日の開校日にはマスコミの取材が入り、その模様が地元紙の一面に掲載されました。見出しは
「信州上田・発酵の女学校」開校 「講師は発酵食品の女性スペシャリスト」「発酵食品は母体を健康にする」
というインパクトのある表現が踊ります。フェイスブックでも拡散し、大きな反響がありました。
女学校の校長(発酵プロフェッショナル)・講師は四姉妹関係者(杜氏、味噌ソムリエ、料理研究家他)で担い、私も教頭として参画しバックアップします。
今後、酒蔵見学や味噌づくり体験、料理実習等をおこなう予定。
まずは生徒を女子大生に限ったのは・・・
校長が挨拶で語った「出産・育児など女性にしかできないことがあるが、発酵食品は母体を健康にする。早いうちから取り入れてもらいたい」という思いに込められています。
女学校のHPもいち早く立ち上げました。是非、クリックしてみて下さい!
https://u-brand.jp/fermentation-womans-school/
発酵は「時間をかけ価値を生み出す」ものですが、地域での発信は「スピーディーに行う」のがグッドですね!
この記事を書いた人

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長谷川戦略マーケティング研究所所長
1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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