玄米チャーハンを作ってみた!

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前回のブログに、新型コロナウイルス感染から身を守るため、今後も長く強いられるであろう自宅中心の生活を楽しむには、「自粛を自祝に」という視点が大切、と記しました。

前回は、花瓶に活けた桜の切り花を観つつ、静かに盃を傾ける楽しみを紹介。今回は、「自ら料理する」楽しさについてです。

還暦を過ぎて、妻と二人で過ごす時間が増えました。

以前から「仕事から帰ったら夕食の準備を手伝ってね」と妻から言われていましたが、大根や長芋をすりおろす、後片付けの食器洗いが私の任務、との妻との合意がありました。

しかし、テレビ・新聞等で連日、コロナ禍(わざわい)報道が流れるうちに、妻はテレビに向かって怒っていることが多くなり、敏感な私は、「ヤバイ」と察知。

妻の機嫌がコロナ禍の深刻化に比例して悪化していく状況下、このままでは、その怒りが私の普段の緩んだ行動の指弾に向けられるのではないか、と危惧したのです。

そこで、対応策を考え浮かんだのが、「料理を作る」です。では、どんな料理を作るか。

先月、私がお世話になっているエッセイスト・画家・ワイナリーオーナーの玉村豊男さんが、料理好きで数々の関連著作があるのですが、最近作の「毎日が最後の晩餐~玉村流レシピ&エッセイ~」を出され、購入していました。

ヒントがあるかと、ペラペラめくっていくと、目に留まったのが「玄米チャーハン」。

我が家の冷蔵庫に常時入っている余ったパック入りの冷凍玄米ご飯、解凍して食べていましたがあまり美味しくありません。チャーハンなら使えるかも、と直感。まずは、試作をしてみよう。

本のレシピは、材料として玄米飯、豚肉、長ネギ、ニンニク、干しエビ、タマゴ、醤油。

冷蔵庫には、豚肉はなく鶏肉(ひき肉)、ニンニクはチューブ入り。試作だからあるものでやろう。

中華鍋はフライパンで代用、レシピ通りに作ってみました。
最後の醤油での味付けは「少々」とあり、横で妻が「そんなに少なくていいの?」と口を挟んできます。

玉村さんに逆らうことなど考えられないので、「書いてある通りやる!」といつになくはっきりと返事。

実は、使用する醤油は、たまたま味噌を醸造している友人からもらったもので、丹波黒豆醤油。天然醸造で大杉樽仕込みの逸品なのです。
こいくちなので、少量でも味わい深いのではと期待大。

さて、慣れないので、写真の通りご飯粒が散らかって見苦しいのですが、何とか試作終了。


様子をじっと見守っていた妻は、「少し食べてみるか」とお皿に自分用の取り分を要求。たまたま娘も来るのでその分も分けて。私の食べる量は予定の半分に。

二人の感想は、「美味しい、やればできるじゃない」。

思った以上に美味しいとのこと(玉村さんのレシピや逸品の醤油に感謝)。
玄米の米粒が油や卵に絡み、香りや食感が白米よりも美味しいと実感。

チャーハンには、冷蔵庫の玄米100%の余りご飯が良く合うのです!

次回は、醤油ではなくコショウで味付けしたら、豚肉でも食べたい、と新たな意欲が・・・。.でも、あくまで試作と言い続けないと。

すぐ、「もっと作ってよ」となるのは目に見えているので(笑)。
ただ、コロナ禍で家庭環境が劣化していると感じているあなたには、このレシピ本はお奨めです。

一家の長が料理を楽しく作り、美味しく家族で食べ、心までコロナウイルスに感染しないよう防衛しようではありませんか。

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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