疎は自由だ!

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【コロナの時代は始まったばかり】
東京のコロナ感染者数が、ここにきてまた増加傾向にある。
専門家は、PCR検査数や陽性率、致死率等の推移を比べながら判断しないといけない、という。

そして、再び緊急事態宣言を発するか、やがて政府や都は判断を迫られよう。
私は6月15日付ブログ【200回】で、「コロナの時代は始まったばかり」と書いた。

【移住を考える若者】
このところ、何人かの友人からSNSでこんな声が寄せられている。
「コロナで、地方移住を考えている若者層が多いそうだ」

企業は、在宅勤務他、会社から離れた場所で働く「リモートワーク型」の仕事の仕方を進めている。
ならば、社員が生活環境のよい田舎に定住し、仕事はリモートワークでというライフスタイルも大いに考えられる。

【半農半X】
田舎で好きな自営的な仕事や会社勤めをしながら、自ら米や野菜などの主な農作物を育て、安全な生活をする「半農半X」という生き方。

コロナの時代は始まったばかり、という認識が進めば、こういう生き方がより注目されよう。
その移住者の受け入れ体制を、地方の首長はもっと熱く早く構築して欲しい。

【どう取り組むか】
私は、行政と農協が両輪として連携して取り組むのが基本と考える。
すでに地域に定住している移住者の意見を聞き、施策を組み立てる。

農協は、「農業生産者の減少」を解決するには、この「半農半X」の方たちを支援し、その中から正組合員となるよう、中長期的に「組合員の創造」につなげる。

最初は、周りの住民が初めて農業を行う移住者に手ほどきし、仲間として受入れる環境を作る(行政の定住支援助成金)。

次に、もっと農業に関わりたい人は、直売所や農協に出荷するという道筋が見いだせないだろうか。地域の両輪でしっかり取り組む重要事項と考える。

【何が生きる価値なのか】
都会の「過密」のなか、人々は自らをマスクで覆い、生き苦しい生活を続けていくことに疲れを感じているのではないか。

田舎の田畑で農作業をする人に、マスクはいらない。
そこには、「マスクなしで思いっきり自然の空気を吸う爽快な自由」がある。

今まで、「地方は過疎で消滅する」と散々言われてきた。
しかし、コロナの時代は、「密」にリスクが集中する。
人々はそこからの退避行動を指向するだろう。

その行動にある思いは・・・「疎は自由」なのだ!

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川 正之
アグリフード(風土)アドバイザー

長野県の農産物統一ブランド「おいしい信州ふーど(風土)」を創設し中心となって推進。また信州6次産業化推進協議会副事務局長として、地域6次産業化を主導。H28年3月をもって任期満了し、地域創生を支援するアグリフード(風土)アドバイザー業務を開始する。長野県内で幅広いネットワークを持つ。現上田市農政課職員(非常勤嘱託・元長野県農政部職員・中小企業診断士)
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