「読み聞かせ」で気づいたこと!

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12月前半、地元小学校で本の読み聞かせをした。 PTA元正副会長会として、毎年この時期行っている。

コロナ禍下、中止かもと覚悟していたが、声がかかり嬉しいかぎり。 朝の15分間だが、今年は1年生と3年生の2クラスを担当。

1年生と3年生に読んだ本
1年生には、今まで評判の良かった「ねこのピート だいすきなよっつのボタン」。 みんな、声を出して一体になり楽しく読むことが出来た」。

3年生には、これからのコロナ時代、生徒自らが「感じること」「考えること」が大切と思い、 まずは例年反応がいい「ざんねんないきもの事典」から7つの動物を紹介。みんな好きで読んでいて知っている。

加えて、思い切って「自選 谷川俊太郎詩集」から5詩を選んで読んでみた。 「うんこ」「なくぞ」「ひこうき」「ひも」「ありがとう」。

私なりに3年生に聞いてほしい詩だが、どれも面白いし色々な視点から読める。 なかでも私のお気にいりの詩は「ひも」。あなたにも読んでほしい。

子どもたちはジーッと聞いていたが、さてどう感じたかは、時が経ってからのお楽しみでいい。

読み聞かせ後、思ったこと
絵本を見せると、みんな目線が一つになり、見入る。目と耳で聞く。絵があった方が面白いし興味がわく。特に低学年はそうだ。

一方、詩を聞く時は、絵はなく耳がほぼ全てだ。どうしても、キョロキョロする子もでる。

しかし、耳だけが勝負の詩は、読み手が詩の内容を理解した上で、声のトーンや抑揚・リズム等の技術を駆使できれば、そこから聞き手の想像力が湧いてくる。

そこで、かつて玉村豊男さん(エッセイスト、画家、ワイナリーオーナー)と一緒に講演をした時のことを思い出した。

東京のある会で、信州ワインバレー構想を話したのだが、私は前座でパワーポイントを使用。玉村さんは文字通り口演。

「わかり易かった」と「心に残った」の違い
聴き手から、私のパワーポイントを使った話は「わかり易かった」とのことばをいただく。

一方、玉村さんの話しは「心に残った」という。なるほど!聞き手満足度は、「わかり易い」ことは「必要」条件だが「十分」ではない。

満足度は、「心に残る」「心にしみる」の十分条件を満たしてこそもたらされる。「まだまだ修行が足りない」。話術を磨かなければ、説得力ある話ができるか、当時のシーンが浮かんできた。

当然、1年生にとっては、絵本の方がグーッと心をつかむだろう。だんだん発達してくると、絵本は、かえってイメージを固定してしまい、自由な発想や想像力を狭めてしまわないか。

私は、両方が必要と思っているが、そんな1年生~6年生に読み聞かせができる機会を与えてくれる地元小学校に感謝している。

私にとって、「65歳にしてまだまだ道半ば」と教えてくれる貴重な場なのだ。

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川 正之
アグリフード(風土)アドバイザー

長野県の農産物統一ブランド「おいしい信州ふーど(風土)」を創設し中心となって推進。また信州6次産業化推進協議会副事務局長として、地域6次産業化を主導。H28年3月をもって任期満了し、地域創生を支援するアグリフード(風土)アドバイザー業務を開始する。長野県内で幅広いネットワークを持つ。現上田市農政課職員(非常勤嘱託・元長野県農政部職員・中小企業診断士)
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