デジタルコミュニティ通貨「もん」が2月1日からスタートした。
前回のブログで紹介したが、そこで「我が部署も参戦」と書いた。
その途中経過につき、あなたに1回目の報告をしたい。
【ワイン販売会で仕掛けたチケットは・・・】
先週末に開催したスーパーでのイベント「千曲川ワインバレー・ワイン大販売会」で作成したチケット(「もん」をやりとりする内容)は・・・
○もんをもらう
イベントにチェックインしたら(担当者にQRコードを読み取ってもらったら)50もんもらえる。
「もん」を知らない方がほとんどの中、結果は50もんゲットが25人。
そのうち、10人は会場に来て初めて知り、ユーザー登録。いいではないか。徐々に知ってもらえれば。
○もんをつかう
参加者の先着10名様限定で、オリジナルトートバックを300もんで交換。
トートバックは7名様が交換。ユーザー登録すれば最初に570もんもらえるので、即使ったという人が多いのでは。まずはやりとりしてみることが大切。
意外に高齢者がスマホ片手に積極利用する姿勢がうかがえた、とは担当者の感想。いい傾向だと思う。
そこに若手が参戦すれば、活気ある流れに。地道に遊び感覚で仕掛けていきたい。
ワイン販売会はスーパー側の協力もあり、大盛況に終わったが、「もん」や「信州上田なないろ農産物」の認知度を上げるため、我が農産物マーケティング推進室はさらに「思い切ったチケット」を作ろうと決断!
【思い切ったチケットとは・・・】
題して「緊急特別企画!イベントワインボトルを探せ!」1,000もん
信州上田なないろ農産物のロゴが貼ってある、イベントワインボトルを市内のどこかに設置いたしました!
一番最初に見つけた方はなんと!1,000もん!!(1名様限定)。 2月末までの期間限定! ボトルを見つけて、裏ラベルについているQRコードを読み込んでください!
どなたかがQRを読み込んだ時点で終了となります。 見事1,000もんをゲットした方は、是非SNSなどで本イベントのご紹介をお願いします!
ヒントをTwitterで投稿いたしますので、信州上田なないろ農産物の公式Twitterも要チェック!!
以上の内容でチケットを作成。1,000もんチケットは空前絶後(他の地域でもないのでは)。インパクト大と思う。しかし、まずみつからない。
ということで、ツイッターで「ヒント」として市内の「上田地産地消推進の店」に設置、この看板の店を探せ!と情報発信。
それでも、この推進の店はいくつもあるので、2月末までには見つからないだろう、とわが部署の職員は思っていた(スポットとして発信することで「上田なないろ農産物」の認知度が高まればよしとする)。
【思いがけない結末が待っていた】
スーパーでのイベントの反省と「もん」の展開について話し合うため、ワインボトルを設置した「地産地消推進の店」に行く。
そこで、思いがけない結末が待っていた・・・
1時間ほど話し合い、そろそろと思っていたところに、「見つけた!」とのサインが来た。ウッソー?
恐る恐る店内を見回すと、30才代ほどの青年がボトルを見つめ笑みを浮かべている!勝者の表情(笑)。
イヤー、まさか、このような場面に出くわすとは。
仕掛けた当事者としては、「よくぞ見つけてくれた」と全く知らない方なのに我々の席に呼んで一緒に乾杯!(計4人なので少人数)。
聞くと、「もん」には興味があり、いろいろやりとりしているというではないか。
こんな、見ず知らずの人とも「もん」を使うとコミュニケートできてしまう。
という思いがけない体験を第1回目の経過報告としたい。
(写真は、左端のボトルを持っている方が幸運の持ち主、喜びの表情は個人情報で出せないのが残念!)
この記事を書いた人

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長谷川戦略マーケティング研究所所長
1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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