マスクと笑顔

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このところ あなたは 素敵な「笑顔」を見たことがありますか?

コロナ禍で 町中はマスクにおおわれた顔・カオ・かお・・・

今は 眼が顔の表情を読み取る唯一のパーツ
でも実際 目だけでは感情はわかりにくい

何となく さみしい人間社会になってしまった

このあいだ 山の上の食事処のテラスで ランチをとった

眼下に 上田盆地が一望でき 中央に千曲川がゆったり流れ
時間が止まったように感ずる


私たち夫婦以外には 若い女性が二人いるだけ・・・
その二人の会話を 風が運んでくれて 私の耳に届く

笑い声がいい

何気なしに声のほうを見ると マスクなしの「飛び切りの笑顔」が二つ

声を弾ませて会話を楽しんでいる
見ず知らずの二人はどんな関係なのか 久しぶりに会った幼なじみであろうか

見ていて、自由とは「笑顔で思いっきり話すことだ」と、心でうなずく

そして その笑顔に私の心も和む
 

私の母は98歳 特別養護老人ホームにお世話になっている
窓越しに面会でき 月2回ほど会いに行く

その時 母はマスクをはずす
認知症の進む母に合う時は 大きな画用紙を窓に示す

「おばあさん(母だが会話ではそう言う)の息子(むすこ)の正之(まさゆき)だよ」

このところ ひらがなをふっている 読めない漢字が増えてきたと職員から聞いたからだ

「ああ」と首をふって反応し ニッコリ笑い 手をふってくる
(息子とわかっているかはわからない・・・)

この「笑顔」に私は力をもらう 生きていてくれてありがとう

面会は いつもの「なまえは」「なんさいですか」「しょくじはおいしかったですか」など

たわいもない会話で10分が終わる

帰り際は ニコニコ顔で手を振って お互い別れる

若い女性の飛び切りの笑顔 老女の母のしわに刻まれた笑顔

笑顔」は本当に 「宝物」と思う

わずかばかりの時 顔を覆っているマスクをそっと外し 笑顔を送ろう

必ず 心が元気になるはずだ 送ったほうも 送られたほうも

笑顔は伝染する
コロナ禍だからこそ 気づかせてくれた かけがえのないこと

あなたは 日常化したマスクに慣れて
「笑顔の力」を 忘れていませんか?

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川 正之
アグリフード(風土)アドバイザー

長野県の農産物統一ブランド「おいしい信州ふーど(風土)」を創設し中心となって推進。また信州6次産業化推進協議会副事務局長として、地域6次産業化を主導。H28年3月をもって任期満了し、地域創生を支援するアグリフード(風土)アドバイザー業務を開始する。長野県内で幅広いネットワークを持つ。現上田市農政課職員(非常勤嘱託・元長野県農政部職員・中小企業診断士)
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