「村山槐多パフェ」7月から登場!

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【「発酵のまち上田」の今年の取り組み】
上田市は、「発酵のまち上田」を掲げて5年。今年の計画は・・・

市商工会議所が従来から取り組んでいる「うまいものスタンプラリー」との連携である。

「スタンプラリー」とは、市民が、参加する飲食店や菓子・酒・味噌など製造販売店で購買しスタンプを集めて応募、豪華賞品をゲットするもの。

昨年はコロナ禍の中、一番応募数が多かった。

そこで、今年はスタンプラリーに連動し、免疫力アップを目指し各店に発酵メニューの開発や紹介もしてもらう。

併せて、発酵の小冊子を作成し配布するという商工会議所事業を、市が支援。

【発酵冊子の目玉は】
冊子の一番の目玉は、山梨県在住で、全国的に活躍している発酵デザイナー・小倉ヒラクさんが関わることだ。

彼が上田市の酒蔵や味噌蔵を訪れる様子を記事にする企画で、先週実現。

今回のブログでは、ランチで訪れた「豆cafe enjyuについて書く
(ヒラクさんとの発酵冊子の作成については、別に書くつもり)

【ランチで訪れたカフェ】
このカフェは、上田市塩田の前山寺(ぜんざんじ)近隣にあり、以前ブログにも書いている。(2019.2.26「きびしさ」は人を選ぶ!

窪島誠一郎さんが所有する画家・村山槐多の絵画他を展示しているKAITAEPITAPH残照館』(旧信濃デッサン館)に併設されている。

この日は、女性共同経営者2人に頼み込み、休業日ながら特別開けてもらい、特別メニューのランチを作ってもらった。

【ランチメニュー】
まずは4品

①地元大豆使用の冷奴にしょうゆ豆とえごま葉のせ。
②上田産おかひじきと紫玉ねぎのマリネ。

③信州太郎ポークのローストと地元酒蔵の酒粕ディップ。
④ハチク(淡竹)とセリのおひたし醤油糀と共に。

4品がそれぞれ個性を発揮しつつ調和し、香りもよくいい気分。

次のリゾットは、大豆の出汁を使い、味付けは塩と味噌のみ。

これもうなった。味に深みがあり、口の中で改めて醸される感じ。

【最後のデザートがインパクト大】
そして、今回の最後に出されたデザートはインパクト大の「パイナップルと甘酒の台湾パフェ」


今回限りの逸品。イヤー、美味しかった。
一つのグラスに様々な食材がブレンドされ、全員黙って食する。

グラスの中の一つの特別な世界を味わっている感覚。

今回のパフェは特別だけれど、営業日には、その時に用意できる食材で作るので、それも二度とない品となる。

「ご期待下さい」とマスク越しに笑って余裕の表情を見せた二人の女性店主。

さらに、期間限定で出していたスイーツ第一弾「五月の風のゼリー」が好評で、レギュラーメニュー化。

詩人・立原道造さんをイメージしたスイーツとのこと(残照館には立原道造記念室がある)。

さらに、あるくわだてを私にコッソリと話してくれたのだ・・・ 

【驚きのくわだてとは】
実は、7月から窪島館長と一緒に考えているスイーツ第二弾があるのよ、という。

私は「ナ・ナ二?」 彼女たちは微笑んで(マスク越しだが)、それは・・・
「村山槐多パフェ。」

私は思わぬ方向から球を投げられた感じで、一瞬ポカンとしたが、ほどなく理解。

【相乗効果のメニュー】
なるほど、カフェだけの食事に来た方も、このパフェを食べたら残照館に寄って絵画を見てみよう、となるだろう。

残照館にも「村山槐多パフェ」を案内しておけば、相乗効果となる。

その窪島館長とコラボし提供されるスイーツとは・・・イメージがわかない。

正直、館長の強い個性から生み出されるスイーツというものが想像できないのだ(笑)。

【目撃し、食する価値あり】
あなたは、その目で確認するしかない。
土・日・月の週3日間営業、11時~16時(ランチは11時30分~)。

新たな挑戦。「ガンバレ!みほちゃん&りえちゃん」

 さて、「豆cafe enjyu」でたっぷりくつろいだ小倉ヒラクさん他ご一行。

この後、訪問先の酒蔵や味噌蔵等で上田市の魅力を引き出す等、予想以上の充実したやりとりがあったとのこと。

それは、スタート前に食した「豆cafe enjyuのランチが少なからず貢献している、と一人思っている!

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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