草刈正〇!

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この梅雨の時期、農業に携わる者は草刈りが大変だ!

晴れ間を見ては、アッという間に成長した雑草を苦々しく思いつつ、せわしくビーバーを動かす。

ここでちょっとひとこと。
あなたも、草刈機のことを「ビーバー」と呼ぶのかな。

山田機械工業(株)(神戸市)が作っている草刈機の商標名が、草刈機全体を指すようになったというのは、最近まで知らなかったので(泣)。

私がビーバーを使うのは、貸している田んぼの畦草刈りと、隣の借りている畑の畦(元は田んぼだった畦)草刈り。

さらに、同じ土地所有者の放棄地の一部を自発的に刈っている。

実は、この部分がやっかいなのだ。なぜなら、労力の半分を占めるから。

若い所有者は、相続したが仕事が忙しく草刈りには手が回らない。
ビーバーもなく、シルバー人材に頼むしかないのだ。

2回頼んで刈ったようだが、後は音沙汰無し。草がぼうぼう。
隣の住人も動かない。役場に電話したが周りの住人で協力して刈ったら、とのひと言。・・・諦めた。

幸い、細長い放棄地の1/3は隣接する住人である役場職員が刈ってくれている。

ならば、若い土地所有者が刈れるような環境になるまで手助けすることに腹を決めた。

すると、刈る時期が違ってくる。
それまでは、できるだけ刈る回数を少なくしたいので、草の背が高くなるまで待って刈った。

しかし、自分が刈ると決めたら、1回の労力を少なくした方が時間的にも肉体的にも効率的と判断。
ほどほどの背丈のうちに刈るようになった。

歳を重ねてくると、1回の負荷が少ない方が持続する。

また、刈り方も、スタート時に最適解を探る。その時の草の湿り気や倒れ具合や茎の太さ、ビーバーの調子や体調具合も加味して試行錯誤する。

ほどなく、今日はこんな刈り方で行こうと決める。
このところは、円を描くように刈る戦法をとっている。


円を描くので絶えず草を刈っている時間が持続する。

結果、短時間で済む(と思っている)。
視界的にも、刈った部分が変化に富んでいて楽しいし、積極的に取り組めるのだ。

しかし、次回はどういう戦法をとるかは、やってみなければわからない。それもよし!

携帯で草刈りの写真を撮る役割を押しつけられた妻は、夜、私にビールをつぎながらこう言った。

NHK大河ドラマ「真田丸」の真田昌幸を演じた草刈正雄さん、知ってる?

もちろん、と私。

続けて妻が笑ってひとこと
『今日のお父さんは「草刈正之」だったね!』

ガクッ。でもビールが美味しい。

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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