児童館にて再び学ぶ

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10日ほど前、町内3児童館で3回目(1児童館は2回目)の本の読み聞かせをした。

前回は、今年3月の春休み中。
その様子は、ブログ2021.3.28「児童からの大きなエネルギー」に書いた。

メインターゲットは小学校1年生~3年生、各1時間ほど。
今回は、どんな本を選んだか。

1冊目は、松下竜一作「どろんこサブウ」1990年発行。

2冊目は、ヨシタケシンスケ作・絵「ふまんがあります」2015年発行

3冊目は、たにかわしゅんたろう文・Noritake絵「へいわとせんそう

コロナ禍なので、密を避けるためパワーポイントで話す。

【どろんこサブウ】

189ページの本を、パワポで30枚に要約して話す。
出だしは、こんな感じ・・・

いまから45ねんほどまえ、千葉県(ちばけん)にすんでいたおとこの人が、ゴミをひろったはなし。

この人のなまえは、森田三郎(もりたさぶろう)さん、みんなからサブウといわれている。

ここでみんなにしつもんです。サブウは、どうやってゴミをひろったのでしょうか。

これからはなすので、わからないのがあたりまえ。おもったこたえに手を上げてね。

①なかよしのなかまによびかけて、ひろった!
②ひとりでひろった
③ビラをくばって、おおくのひとをあつめてひろった。

さあ、どれでしょうか?

答えは分かれると思ったが、全員正解②に手を上げた。3児童館とも。

初めに、本の表紙を見せているので、写真から一人でひろったと感じたのだろう。

「一人で拾う」とは、どういうことか。いつどこでなんのために拾うのか。話しが進んでいくうちに明らかになっていく。

30分ほどだが、「子どもたちが真剣に聞いてくれた手応え」を感じた。

私は、「みんながやるからゴミを拾う」のではなく、「何のために拾うのか自分で考えて」、一人で行動することから始めて欲しいと願っている。

1年生に通じるかはわからない。でも、大人がしっかり話していくべきではないか。

自ら感じたこと」が尊い。

サブウの一人でゴミを拾った物語が、子どもたちの真心に響いてほしい、と願う。
ぜひ、あなたにも読んで欲しい!

この話の最後に・・・
大リーガーの大谷選手も一人でゴミを拾ってるんだ」という話を付け加えた。

【ふまんがあります】

小さな娘が、お父さんに「おとなはズルい」といろいろ不満を言う。
それに対して、おかしな(けむりにまく)回答をするお父さん。

娘さんは納得できないこともあるけど、親子のほのぼのとしたやりとりが楽しい。みんな、ニコニコしながら聞いていた。


【へいわとせんそう】

前回は本で読んだが、パワポにして話したかった。

理由は・・・

本をめくると、ハハ・どうぐ・くも等の事柄が、平和の左側ページと戦争の右側ページでは、その絵が明確に対照的だ。

しかし、本では子どもたちの目に一度に飛び込んでくる

私は、平和の絵と戦争の絵を時間差をもって比較して見て欲しくて、今回はパワポで表現した。

平和の絵を見て、戦争の絵を想像する。そのあと実際に見てギャップを考える。

平和と戦争を考え続けるきっかけになれば、と思うのだ。
パワポづくりは丁寧にやったつもりだが・・・

子どもたちは、時間をかけて感じ考えてもらえればいい。

終わってみて
計3時間、児童館での子どもたちとの真剣勝負は、反省点もあったが、楽しかった。

前期高齢者の私に「成長する機会」を与えてくれた3人の館長さん。

プロジェクターを用意してくれてありがとうございました。

姿勢を正して、礼!
4回目もやりたいです。

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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