「気持ちのよい地域」づくり

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私の朝のウォーキングは、だいたい4コースに決まっている。

そのなかで、気になっているコースがある。

千曲川に並行して田んぼを貫く取り付け道路の歩道が、草で覆い尽くされ歩くのに難儀するのだ。
正直、歩きたくなくなる。

この歩道は、田んぼの中にあるので、普段歩く人は少ない。
でも私にとっては日常的な歩道だ。

毎日走る車の運転手だって爽快に運転したい。でもこの草群れが目に入ると・・・

私は、今年から住んでいる区の副区長で来年は区長。
やはり、私が草刈りをするか。でも、刈った草をどう処理する?

区長に話し、町の担当部署に相談することにした。

電話したところ、担当者が上司につなぎ、やりとりの結果、だいたい次のような内容で納得した。

「町の住民が生活利用する道路や歩道は、面する土地所有者や利用者が道路沿いの草も自主的に刈る。

残されている草は、区会(=自治会)等で対応するが、町も相談にのり対応する」

「住居地から離れ、生活道路ではない歩道の草は、役場で対応する」

さて、私のウォーキングコースの草の群れは・・・。
歩道に面する田畑の所有者(利用者)の2/3は自主的に刈っているが。

結果は、役場で刈ってくれることに。有り難い。

「今週中に見に行って対応します」と言って、課長の電話は終わった。

なかなか、こちらの意図を汲んだスムーズな話しぶりに、仕事が出来るな、と思った次第。

次の日、携帯が鳴った。昨日の町担当部署の課長からだ。

昨日、すぐ行って刈りました」との明るい声。

いや~、早い。感謝し、私もすぐ行って確認。とてもスッキリで、とてもグッド。

以前、ブログに書いた「スピードが感動を呼ぶ」を久しぶりに思い出した。
ブログ参照:このひと言・コーナー④『スピードが感動を呼ぶ』https://agri-marketing.jp/2018/04/27/post-8136/

住み良い地域づくりは、住民の自主的行動と自治会活動と町行政(自治体)との連携でつくるものだ。

道路を走る車の運転手は、多くがこの道の先にある工場団地に気分よく通うだろう。

少しは、「気持ちのよい地域」づくりに役だったかなと思う。

そして、私のウォーキング速度もアップすること間違いなし!

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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