【あるサポーターズ俱楽部を立ち上げる】
数日前、コロナ禍が下火になったタイミングをとらえ、ある目的でサポーターズ倶楽部を立ち上げた。
何のサポートをする集まりなのか・・・
それは、私のブログに何回か出てくる「信州上田 発酵の女学校」を支援する仲間の会である。
この発酵の女学校は、2年前に立ち上げ(HP参照https://u-brand.jp/fermentation-womans-school/ )、コロナ禍で何度か講座がストップしつつも、現在2期目の最終講座にさしかかっている。
何とか卒業式、そして3期目入学式を今年中に果たしたい(写真は第一期入学式の様子)
それには、女学校講師陣の女性たちをバックアップしていく夫の存在が欠かせない。家族の協力無くしては継続できない。
まずは、夫たち中心に声をかけ、じょじょにふくらませていければと、「サポーターズ俱楽部」を立ち上げたのだ。最初は6人でスタート。
【情報共有の学習会】
サポーターの男性陣には、「発酵のまち上田」について基本的な知識を提供した。「知的にサポートする姿勢」が女性の理解を得るには肝要である(私の経験上・笑)。
市内には酒蔵が6、味噌屋は11(味噌組合登録数)あり、まさしく「発酵のまち」である。
ある会議の資料を使い、以下の項目を説明した。
1.海外に発信
(1)「老舗酒蔵のさけづくり」を追った記録映画が諸外国の映画コンクールで受賞
(2)発酵弁当「艶御膳」(上田発酵四姉妹プロデュース)が英国雑誌・Webサイトの取材を受ける
2.念願の市内ワイナリーがようやくオープン
3.上田産酒米による日本酒造り
(1)市内5蔵による県開発酒米「山恵錦」使用の日本酒飲み比べプロジェクト
(2)棚田酒米オーナー制度の定着
4.発酵のまち上田-甘酒スイーツフェア開催
5.ユニット「発酵四姉妹」から「信州上田 発酵の女学校」への発展的展開へ
写真中心に口速に説明したが、改めてこの地は、民間事業者や団体が連携して「発酵」を活かし取り組んできたことを理解してもらえたと思う。行政もつなぎ役として・・・。
【サポーターたちの一体感は「伝統」の肌ざわりで】
コロナ禍でなかなか集まれないのだが、でも一体感を持って女学校をバックアップしていく象徴的なモノはないか、考えた。
そして思いついたのが、コロナ禍のなかで日常生活を送る必須アイテムの・・・「マスク」だ。
それも、信州上田の伝統工芸「上田紬」 で手織りした「市松文様のマスク」を統一して身につけたい。
この文様はご存じの通り「鬼滅の刃」で使われていて、柄が途切れる事なく続いていくことから「繁栄」の意味があるとのこと、ぴったりだ。
このマスクの織り手は、ご縁があって関わらせてもらっている小岩井紬工房の織物作家で伝統工芸士の小岩井カリナさん。
本当に無理を言って作ってもらった。彼女ならではの現代的な感覚の市松文様で大変気に入っている。
【伝統の力による合わせ技】
コロナ禍のなか、発酵は免疫力アップで身体の内部から防衛、そしてマスクは感染阻止で外部からの防御。「伝統の力」による合わせ技である。
発足会は、6人全員が揃わず、またマスクも間に合わなかった。
が、昨日残りの2枚がカリナさんから届けられた、有り難うございます。
6人全員で「信州上田 発酵の女学校」サポーターズ俱楽部の次回会合を早くもちたい。
コロナに負けないために「鬼滅の刃マスク」を全員身につけて。
そう、パワーアップ・サポーターズ俱楽部としての改めての船出である。
この記事を書いた人

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長谷川戦略マーケティング研究所所長
1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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