今日4月27日は私の67回目の誕生日!
昨日の夜、寝床について、明日をどう過ごすかつらつら考えた。
時間はある。妻とどこかに行くか?
ある考えが頭をよぎる。
明日は隣りの上田市に行く用事があるけれど、思い切って歩いて行こう!片道7キロはあるが。
67歳からは、足を今以上に使って考えながら日常生活をすると決めている。人間だもの!
人間は「二本足で歩く動物」である。それを忘れていないか。などと寝床で考える。
翌日、9時30分に自宅を出発。リュックを背負い、バックパッカーを気取って歩き始める。
何時に戻ってこれるかなどあまり考えず、自由に歩くのだ。行く先は妻には内緒。
1時間歩いたところで、普段見ていないルートを歩きたくなった。
国道を離れ、川沿いの狭い道を歩いて行くと、そこには情緒豊かな景色が続いているではないか。
これはラッキーと進んでいく。
何人かの方とすれ違うが、それぞれ挨拶するとちゃんと返してくれる。これがいい。黙って通り過ぎられると少しむなしくなるので。
1時間20分で目的地につき用事を済ませ、決めておいたトイレのある場所でつかの間の休憩。
帰りは11時にスタート。向かい風で少々歩くのに抵抗を感ずるが、「逆風こそが人生の醍醐味」などと若い時にいきがっていたことをふと思い出しおかしくなった。
自然体でいいのに(笑)。
これも歳を重ねてきたからこそと思う。一方、いきがっていた若い自分も懸命に生きていた証ではないかとほめてやりたい気もする。
ようやく我が家に戻る。12時20分着。実質2時間40分の徒歩の旅であった。
ゆったり歩いたので後遺症はさほどなく、自信がついた。
歩きながらいろいろな考えが浮かび良い旅だった。
実際、「足で考える」ともいえる。私はこれを「アルク」と名付ける。
これからもアルクミニ旅をしよう。
昼は、ベランダでバースデーランチ。お寿司に好みのシュワシュワ系のワイン「龍眼」で祝う。
誕生日に昼間からワインを飲むのは、健全だと思っているので(笑)。
一緒に食べていた妻が何気なく一言。
「どこに行くと言ってなかったけど、車で国道を走っていたらあなたのリュック姿を見かけて、おかしかった。上田市のどこへ行ったの?」
見られていたのだ。内緒にしておいて、後で自慢話をしたかったのに。
でも、私のささやかな挑戦を認めてくれているような妻の眼差しに一安心。
今日の行動を一言で表現してみると・・・
人間は歩く動物であり、そして考える。「足で考える」(アルク)ということ。
フランスの哲学者・パスカルが言っているではないか。
「人間は考える葦(足)である!」と(笑)
この記事を書いた人

-
長谷川戦略マーケティング研究所所長
1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
この投稿者の最近の記事
【長谷川正之】2023年11月22日「地方創生とSDGs」(2)CO2排出問題
【長谷川正之】2023年11月15日「地方創生とSDGs」(1)「持続可能」を考える
【長谷川正之】2023年7月24日「突然の携帯メッセージに思わず涙」
【長谷川正之】2023年7月12日「これは本物ですか?」