明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
【新春早々の講演会】
新春早々11日に、上田市で上田商工会議所主催「“ローカル”の食の魅力を再発見しよう!」と題したセミナーに登壇した。
(注:今回の画像は「少々不鮮明」になってしまい陳謝)
第一部は友人の田中良介さんが「世界の食のトレンドはローカル!」というエッと驚く(笑)テーマでの講演。彼は、オランダのリサーチ会社の日本代表で、コロナのなか世界を飛び回っている。オランダ、アメリカ、オーストラリア、台湾他の食の最新トレンドを把握し発信。貴重な存在だ。
知り合って10年近くになる。私が県庁を退職する時にお世話になった方々を集めて感謝会を企画した際に司会をしてもらったり、朝6時からの早朝勉強会も一緒に行なったりの仲である。
私より20歳若く、話をしているといろいろ発想が湧き刺激的で頼りになる方である。このブログ発信も彼のお世話になっている。改めて感謝!
【第一部の内容は】
話された項目の中のいくつかを紹介すると・・・
・ニューヨークのスーパーがローカルを訴求
・小規模農家が大きな変化を起こす!
・地元産に誇りを持って
・ローカルであることはより魅力的
・アジアローカルの味を、ヨーロッパに!
・Edamame はすでに英語(ニューヨークの屋台)
他に、アップサイクルやキノコ革命が起きている話しなど、興味津々の内容であった。
【第二部は対談】
第二部は田中さんと私で「ローカルをより理解し、商品作り・お店づくりに役立て発信しよう!」と題して対談。
私からは、
・なぜ今、世界はローカルの食を発信し始めたか、その理由。
・世界は「ローカルの集合体」
・上田市の食の魅力(なないろ農産物)と多様性
・ローカルの魅力と関係人口の関わり
・「発酵のまち上田」とインバウンド、ローカル商品作りの事例
・かつて世界とつながっていた上田、そのパワーを知り自ら行動しよう!
など、都合2時間30分。コロナ禍のなか、ウィークデーの午後、参加者は余裕の間隔を保って聴いてもらった。
いろいろハプニングはあったが、こんな感想をいただいた。
【感想の一部】
・〇〇農園 園長「もっと多くの人に共有すべき内容。内容が最先端を行っているので、年配の方だけでなく若い人にもっと知って欲しい」
・自治体職員「農に関するマーケティングの専門家のお二人が、ローカルに着目すること、ローカルこそがオリジナリティでありブランド力になるんだと力強く説明してくれたことは、
ローカルしかしらない私も含めた地域の農業関係者も心強く感じたし、個人・団体のこれからの方針に具体的に参考になる講演になったのではないか」
・自営業者「具体例を挙げて分かりやすいお話で、さすがだな~と思った。ローカルからグローバルへのお話は、すごく励みになりました」
【全国に伝えたい】
コロナ時代だからこそ、世界の動きを知って、地元ローカルの農&食の魅力を再発見し、発信の仕方を学び、世界に向けて行動しようではありませんか!
長野県内に限らず、全国の自治体や農商工団体等で「ローカルの農&食の魅力発信」に関心があるならば伺います。動画も撮っており、どう活かすか思案中。
目先のことにとらわれず、「ローカル」に誇りと自身を持ち、「利他の心」も秘めて発信・行動したいですね!!
この記事を書いた人

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長谷川戦略マーケティング研究所所長
1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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