直近のブログ(前編・後編)に続く「続編」!

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2日前に書いた前編での【中学校の修学旅行での出来事】、フッと「ある解釈」が頭に浮かび、ナルホドと思い、記す。

まずは、前編で書いた該当部分を再掲する。

                                     

【中学校の修学旅行での出来事】
今から50年以上前のこと。東京への修学旅行は、男子生徒は4班で行くことになった。

班分けは、選出されたリーダー4人が教室の4隅に立ち、他の生徒が希望のところに行って決める。

私はリーダーの一人に選ばれた、が、想像できないことがまっていた・・・

男子生徒たちは、他の3人のリーダーのところへ全員が行った。私のところには誰も来ない、ゼロ。

頭が真っ白に。心臓がドキドキ。消えてしまいたい。

少したって、何人かが移って来てくれた(正直あまり覚えていない、忘れたい心理が働いているのだろう)。

大きなショック。男子全員からイジメられたと思い、深く傷ついた。

孤独で心を閉ざし、このキズが長く尾を引いた(他人には気づかれまいと心の奥底にしまった)。

しかし、大人になりいろいろな経験をし、私はこの出来事から次のことを学んだ。

「一人でいても、さみしくない男になれ」「徒党は組むな」「集団に依存しすぎるな」。

この出来事は、「仲間からのイジメ」ではけっしてなく、「一人でもしっかり立つ(生きる)」を学ぶ機会だったと解釈が変わったのである。過去は変えられるのだ(時間がかかったが)。

                              

しかし、もう一つの解釈が、突然私に訪れた。それは・・・

「私のところにクラスメートが一人も来なかったのは、たまたまの偶然だった

一人でぼう然と突っ立ている私を見た何人かが、ハセ(当時の私の愛称)を救わないとこのままではヤバイ、孤立する!と駆けつけてくれたのではないか!」

この出来事は、「心からの友を得る機会」だったのだ!・・・と。

確かに、その班のメンバーの何人かとは今も親しく付き合っている。

この、反対といえるほどの解釈は、今までの私には全く浮んで来なかった。
お話会で話し、ブログに書いたからこそやってきたのではないか。

そこで今、この出来事をこうまとめて解釈したい

生きていくには、一人でしっかりと立つのが基本。
その上で、友のピンチには駆けつけ共に生きる。組織の中には埋没せず、徒党も組まぬこと」

キャッチフレーズ的に言えば・・・

厳しくなければ生きていけない 優しくなければ共に生きられない」

そういえば、私はズーと「任侠映画」が大好きである!・・・(笑)

このキャッチフレーズを、今日午前中に乗った列車内で思いつき、手帳に書き留め、安心して目を閉じた・・・

目を開け、降りる準備をして外を見ると、何やら景色に違和感がある、不安的中。

一駅乗り過ごしてしまった。ポカポカ陽気でまぶたが開きづらかったことを後悔しても始まらない。

あわてて降り、前の駅で待っている待ち人に詫びの電話をした。

その待ち人が、後編の【思いがけないスタッフからのメール】に登場する年長の方・Mさん

後編の該当部分を再掲する。

                                         

【思いがけないスタッフからのメール】

そして、翌日、担当者から参加したあるフタッフからのメールが転送されてきた。その内容に、心が震えた。

「今日はお疲れ様でした。長谷川さんという最高の方にお会いできて心から嬉しく感謝です。長谷川さんとは一度じっくり話しがしたいと思っています。本当にありがとうございました」

即、担当者にそのスタッフとラインでつなげてもらい、ナント今週ランチをすることに。

私より年長の方は久しぶり(笑)、会うのが楽しみ。

                                     

Mさんは、一駅乗り過ごした私を、わざわざ車で迎えに来てくれた。
アットホームなレストランでパスタ・コーヒー・紅茶を楽しむ。

都合、2時間半ほど二人で会食。
実質、初めてお互いの人生を披瀝し合う(Mさんの刺激的な人生、厳しさと優しさが同居していることを納得)。

いろんな話をし、まだ話し足りないところで、次回に。
会話の弾む「おっしゃん(方言か?)」二人を店員がどう見ていたかはわからない(笑)。

帰りの列車内でも乗り過ごすのを心配した(?)Mさんが、私を車で送ってくれた。

年長者たちが、若い方たちと直接会話をする機会をもっと増やすにはどうしたらよいか等、お互い知恵を出していくことで、笑顔で別れた。

Mさん、歳を重ねた者どうしの滅多にないデート、有り難うございました!(笑)

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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