「つながりのマーケティング」の一事例

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しばらく地元区長に専念し、マーケティングの仕事から遠ざかっていた。

が、新たな思いを持って、「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ行動していく。

その中身については、改めてブログに書くこととして、「日々の中でマーケティングを考え続ける」ことを心に刻んでいく決意をした。

そんなとき、私が思い行動した些細なことではあるが紹介したい。

このあいだ、私の友人の料理研究家が4月~11月の期間で運営しているカフェ(上田市の「豆カフェenjyu」)が今期オープンした。

お祝いに、個人として花をプレゼントしようと前日フラワーショップに行った。

そこで花を決め、店主から送り主の名前を聞かれ、私の個人名は・・・辞めておこうと思った。

個人で目立つことは辞め、名前なしでも。が、待てよ・・・と沈思黙考。

しばらくぶりに頭脳が活き活きと回転している!

そして、口から出たことばは「信州上田発酵の女学校でお願いします!」

言うや否や、女学校の教頭を仰せつかっている私は校長先生に携帯で連絡。
ほぼ同時に了解がとれた。やれやれ。

個人名は、やはり友人といえども私を知らない多くの人は「どんな人?」と思うだろう。

名前無しも、なんか寂しい。

そこで、友人が講師として加わっている「発酵の女学校」名ならば、信用もあり問題ないと判断した。

ただ、もう少し考えたことが2つある。

「発酵の女学校」を知らない方には、彼女が参加していてつながっていることから、発酵の女学校の認知度アップが期待できること。

そして、お客さまには、彼女の料理が発酵の女学校との関係から「味噌や甘酒他の発酵調味料を活かした発酵料理としてのストーリーが浮かび、強力にアピールできるのではと。

双方にとって、ウィンウィンとなる(と思う)。
「つながり」をマーケティングに活かすことは大変重要である。そして、日々考えることだ

ささいなことのように思うかも知れない。
しかし、今までの経験から、このささいなことの積み重ねが相乗効果により大きなパワーを生む。
「真理は細部に宿る」
ことも侮るべからず。

当日、無事に贈り、お店に飾ってもらい、ラインで女学校講師陣に報告。
この花は、管理に手間がかからず長持ちする。
はたして、今後ウィンウィンの関係になるのか。私はたびたび訪れ、反応を聞き、検証していくつもりだ。

もちろんランチを頼み、売上げにも貢献するので、温かく見守ってね、(友人の「おうち料理研究家」)美穂ちゃん!

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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