原点を思い出した再会

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【思いがけない再会】
先月、所用で県内のS温泉に泊まった。

たまたま友人の経営するホテルが空いていてラッキー。
彼は、私と夕食を食べる手配をしてくれていた。

当日伺うと、もう一人の友人Iさんと3人でホテル外の寿司屋で会食することに。

思いがけず再会するIさん、久しぶりで懐かしい。会ってみると、貫禄が漂っている。
早速、酒を酌み交わしながら彼と話したこと、そして私が思ったことを書く。

【Iさんとの出会い】
酒を飲み始め、彼が話し始めたのは、私とIさん夫妻との印象深い出会いの場面だった。
もう何十年前だろうか。

Iさんは旅館を経営していたが、業況は思わしくなく、ご夫妻で金融機関の融資担当であった私に経営の相談に来られたのだ。

勤めていたビルの最上階のレストランで、ランチをしながら話したシーンを覚えてくれていた(もちろん私も)。

彼は「その時、3つのことを話されましたよね」という。覚えていてくれたのだ、やはり。

胸に当時のことがよみがえり、熱くなってきた。

【私が話した3つのこと】
私がご夫妻に話したことは・・・

「まず当旅館の重要な経営資源(柱)を3つに絞り磨きましょう」

「一つ目は、6つの源泉を持つ“温泉”。これは他の旅館にない大きな強みです」

「二つ目は、400年近くなる旅館の歴史。建物は古いからこそ磨けば輝き、他の旅館と差別化できます」

「三つ目は、奥様が着物を着て女将として前線に立つこと。雰囲気がガラッと変わります」

【その後、旅館再生へ】
当時の私は、若かったからこそ必死になって考え、提案したことを覚えている。

Iさんが少しほろ酔いながら「当時は必死でした。言われたことは何でもやろうと思いました

彼の(奥様も)その「覚悟」が、経営の窮地を乗り越え、見事旅館再生に導いたのだ。

再生に向け何を行なってきたかは、その一部を6年前のこのブログに書いている。

「ストーリーにマイナス情報を活かせ!①②」
https://agri-marketing.jp/2017/06/22/post-5968/
https://agri-marketing.jp/2017/06/23/post-5975/

私がIさんご夫妻と出会い、旅館の見事な再生に何らかのお役にたてたとすれば、こんな嬉しいことはない。

【原点を心に刻む】
私は、いろいろな組織に勤めながら中小企業診断士の資格、公共政策修士の取得を活かし経験を積んできた。

改めて、Iさんと出会い自分の臍(へそ)を思いだし、「戦略マーケティング」を軸とするコンサルティング事務所を立ち上げる「覚悟」を持つに至った。

そして、「戦略マーケティング」とはなにか、どうお役に立ちたいかは、次回以降にしっかり書きたい。

【原点を与えてくれて感謝!】
思えば、私が目指す「戦略マーケティング」のコンサルティングの原点は、Iさんの旅館再生時に話した提言であり、ストーリーづくりである、と確信する。

あの当時、確かに私は「燃えるような情熱」を持って取り組んでいた。
そして今、人生を踏みしめながら私にしか出来ないことにチャレンジしていこうと思う!

心の若さ」はまだ負けない自信がある。
Iさん、今度は、Iさんの旅館に泊まるので、またお酒を飲みましょう!

ところで、この夜の寿司屋では最後に、同じカウンターの外国の方と楽しい国際交流をしたのでした(笑)。

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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