「突然の携帯メッセージに思わず涙」

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私は、町の地区区長をしていた関係で、地区PTA会長のWさんと話す機会がある。

この間、携帯でWさんからこんなメッセージをもらった。

「長谷川さんのお家を初めて地図など見ていて、場所がわかったんですが、長谷川さんちに可愛いらしいおばあちゃんはいますか^^?」

エッ、思わぬ問いに面食らった。
昨年亡くなったが、背は低くかわいいといえば、いえるかも。メッセージは続けて

「次女が活発な子でよく外で遊んでいた時に、可愛いおばあちゃんがよく声をかけてくれたんです^^

そのおばあちゃんは長谷川さんちに帰って行ったと思うんです^^」

そうだ。99歳で旅だった母は、確かに可愛らしい格好といえるかも?

その旨、返信する。
それにしても、Wさんが近くに住んでいるとは知らなかった。

続けてメッセージが来た。

「可愛いらしいおばあちゃん亡くなってしまってたんですね。私また会いたいなあとずっと思ってたんです。

次女が今年で8歳になります。次女が3歳になり幼稚園に行くまで毎日のように三輪車で散歩していたりフラフラ歩いて散歩していたんです。

いつも可愛いーわねーって声かけてくれたり娘にも話しかけてくれたり。

公民館の前に座れるような場所があって、そこによくいらっしゃいました。
99歳とはとても長生きでしたね!また会いたかったです。ご冥福をお祈りします。」

そうだ。一日に何回となく杖をついて散歩に行っては、公民館の前のコンクリートの出っ張りに腰掛けていた。私の母に間違いない。

私は次のように返信した。

「Wさんや娘さんとのやりとりなど、聞かせてもらい感謝です。今、仏壇に報告しました。喜んでいると思います!」

母は散歩していたが、転んで入院、そして施設にお世話になっていた。Wさん親子と会う機会は途絶えてしまった。

さらに彼女からメッセージが・・・

「本当に今でも思い出します。あの場所に座って夕焼けを眺めて夕涼みしていた可愛い姿^ – ^

私の祖母は早く亡くなっているんで、こんな可愛いおばあちゃんがいていいなあと会うたび思っていました!」

私の目には思わず涙が・・・。

Wさん、母を思ってくれていて有り難う。
そして、おふくろ、Wさんの心の中に生き続けてくれていて有り難う。

いい人生を生きたね!

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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