新年、今年のテーマは「聴く!」

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明けまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

元旦から能登半島を襲った地震災害に遭遇し、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

さて、私の今年のテーマは・・・「聴く」

なぜ?わけは?

元旦からの1週間で起こったことを振り返るなかで、今年のテーマとして浮かんだのだ。

そのいくつかの出来事を記す。

地区新年会での、ある年長者のことば
コロナ禍で中止していた50戸ほどの地区住民の組合新年会が、久しぶりに再開された。

しかし、残念ながら集まったのは10人ほど、2割に過ぎない。
会の始めに、一番の年長者がおもむろに手を挙げて発言した。

年長者「人数が少なく残念だな。組合長、参加者が少数と知って、出ないという人を誘ったかね?」

組合長「誘いませんでした。」

年長者「年の初めにみんなが集まり、お互い酒を飲みながらいろいろ話すことは組合として基本なんだ。声をかけてほしかったな!」

副組合長「これから懇談する機会には、誘います。」

短い会話だったが、私は年長者のことばに地区愛を感じ、また若い年代が年長者を敬い、素直に「聴く」反応に心が温かくなった。

少数ながら、いろいろな話題に花が咲いた。まだまだ、コミュニティは健在だ。

能登半島地震での動画
知人がフェイスブックに、その動画をアップしていた。石川県聴覚障害者協会災害対策本部による手話での発信。ハッとさせられた。

聴覚障害をお持ちの方々は、音声での情報が届きにくい。

聴こえる人は大声での「大地震です」「津波です、避難してください」のアナウンスで行動がとれるけど、聴こえない方は・・・。

テレビやスマホでの伝達には限界がある。

私の周りには聴覚障害者がいないので盲点になっていた。

「聴く」ことができない
方々が少なからずいること、どう対応するか関心を持ち心したい。

新年、初めて会った方たちとの懇親
1月2日に、私より30歳ほど若い2人の方と初めて会い、上田市の駅前で懇談した。

4か月ほど前、駅前の飲み屋でたまたま隣同士になり、去り際に、高校の後輩とわかりラインを交換したのだ。

会話はほとんどしておらず、どんな方だったか顔も思い出せなかったが(酔いのせいか・・泣)、何回かラインで会話し、東京に帰る1月2日に会うことに。

私のことは、このブログに出ている情報である程度はわかっているだろう。

が、相手の方は高校の後輩、東京方面に住んでいて、実家が上田くらいしか知らない。

でも、若い方から「都合がつけば会いたいですね」と誘われたからには、いろいろ聞くのは野暮だと思い、よし、会ってみようと思ったのだ。

私の服装の目印は、ゼレンスキー調の(笑)深緑の防寒着とジーパン。相手はピンクのマフラーにピンクの靴という(分かり易いナ)。

案の定、お互い特徴的な身なりなのですぐ分かった。彼は女性の友人と一緒、そして居酒屋へ。

彼のトランスジェンダーの話に聴き入り、ポスドクのことも。二人とも大学院を出ていて学究の道に進みたかったことなど、話が盛り上がった。

私の知らないことを「聴く」貴重な時間となった。ありがとう、若いMさん、Aさん。

聞くと聴くの違い
他にも出来事はあったが、「素直に聴く」「聴くことができない」「知らないことを聴く」の3つに絞り記した。

そこで意識したいのは「聞くと聴く」の違いである。

辞書には、「聞く」は音や声などが自然に耳に入ってくること。
「聴く」は、積極的に耳を傾け理解しようとすることを表す、とある。

また、つくりから、勝手に解釈すると
「聞」は、耳が一つ。
「聴」は、耳のほかに目(横向きだが)と心
が加わっていて独り合点する。

(白川静著「字統」には、「聴」とは ”神の声を聞く人” ”神の声を聞き、その意を聡ること”とある。畏れ多いので、スルーする(笑))

聴く態度
70代手前の私にとって、今年は今まで以上にいろいろな立場の方と会って(出向いて)、「聴く機会を持つ年」にしよう。

聴いた後から、いろいろな思いが時間をかけて発酵してくるのではないか。そして新たなアクションにつながれば・・。

また、本を読む時も、活字を目で追うのではなく、「著者の主張を心で聴く」態度を持ちたい。

ソクラテス、紫式部、西郷隆盛はどんな声だったのか、と想像するのも楽しいではないか。

そして、今は亡き父や母の声をもう一度心で聴き、「死者と共に生きる」力強い年にしたい! 

この記事を書いた人

長谷川 正之
長谷川戦略マーケティング研究所所長

1955年生まれ、長野県埴科郡坂城町出身。長野県信連勤務後、政策研究大学院大学で公共政策修士を取得。長野県や上田市で統一ブランドの創設や農産物マーケティングを推進。また、小学校PTA会長や地域活動にも積極的に取り組む。現在、中小企業診断士・公共政策修士として「長谷川戦略マーケティング研究所」を立ち上げ、企業や行政のマーケティング支援に従事している。落語鑑賞が趣味で、「上に立つより前に立つ」や「やってみなければ幸運にも巡りあえない」という言葉が好き。
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